「お選び頂けましたか」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「お選び頂けましたか」とは?
「お選び頂けましたか」は、「選んでもらえたか」という内容を、謙譲語と丁寧語で表現したものです。
まず、「お選び頂く」は、「選んでもらう」の謙譲表現です。
これは「もらう」を意味する謙譲語の「頂く」が使用されているためです。
さらにここでは、丁寧語の「ます」を付与しているのです。
これにより「お選び頂けます」になります。
ここで「頂く」の語尾が連用形に活用されて「頂け」に変化しています。
そして、この「ます」が過去形になったのが「ました」であり、それを疑問文にしたのが「ましたか」なのです。
「お選び頂けましたか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お選び頂けましたか」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが店舗スタッフだったとします。
顧客に接客販売する仕事です。
そして、顧客が商品の選択に悩んでいたとします。
このような場合には「よさそうな商品を、お選び頂けましたか」と問いかけるとよいでしょう。
これにより、相手に対して丁寧な言葉遣いで、選んでもらえたかを質問できるのです。
この言葉を使用する場合には、「頂けましたか」の使い方に注意しましょう。
この丁寧語の疑問文には、もうひとつの選択肢があるのです。
たとえば、「です」をベースにした疑問文に言いかえると「頂けたでしょうか」のようになります。
どちらも正しい使用方法ですが、バリエーションとしておぼえておくとよいでしょう。
「お選び頂けましたか」を使った例文
「お選び頂けましたか」を使った例文を挙げます。
例文のように、選択の対象を先に述べるようにすると、相手にとっても分かりやすい文章を作成できるはずです。
・『気になる商品を、お選び頂けましたか』
・『この選択肢の中から、ひとつでもお選び頂けましたか』
・『対応策は無数にありますが、何かしらお選び頂けましたか』
「お選び頂けましたか」の類語と敬語での言いかえ
それでは「お選び頂けましたか」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「お選び頂けましたか」の類似表現
「お選び頂けましたか」の類似表現には、「ご選択頂けましたか」があります。
「お選び」と「ご選択」は同義の言葉だと言えるでしょう。
「お選び頂けましたか」の敬語表現
「お選び頂けましたか」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「お選びくださいましたか」のように言いかえできます。
まとめ
このように「お選び頂けましたか」は、相手に選んでもらえたかを質問できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。