「着座にて失礼いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「着座にて失礼いたします」とは?
「着座」は、「座に着く」ことです。
そして「座に着く」とは座る事です。
この言葉は、プレゼンする場合、司会を担当する場合に使用する機会があります。
メインスピーカーとして長く話す場合に、座って話すことに対するエクスキューズを述べるために使用する言葉なのです。
また、プレゼンなどの場合は、長いだけではなく、環境によってはPCの操作しやすさのために着席することもあるでしょう。
ここでは「失礼いたします」と述べています。
これは、座って話すことに対して「礼を失する」ととらえていることになります。
そして、謙譲語の「いたす」を使用していることで、相手に対して敬意を示してもいるのです。
「着座にて失礼いたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「着座にて失礼いたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたがプレゼンすることになりました。
そのプレゼンは説明だけで二時間かかる見込みでした。
その間、一人でしゃべり続けるとともに、一部ではデモによるPC操作もありました。
そのため、プレゼンの冒頭で、参加者に着座の了承を得ることにしたのです。
このような場合には、「ここからは、着座にて失礼いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、参加者に対して着座の無礼を謝罪できるのです。
この言葉を使用する場合には、「いたします」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語であり、平易にすれば「します」の意味になります。
どちらを使うかは、相手との関係や周囲の状況に合わせて選択する必要があるのです。
「着座にて失礼いたします」を使った例文
「着座にて失礼いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、丁寧さのレベルに合わせて、語尾を変化させることが可能です。
相手や状況に応じて、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
・『着座にて失礼します』
・『着座にて失礼いたします』
・『着座にて失礼申し上げます』
「着座にて失礼いたします」の類語と敬語での言いかえ
「着座にて失礼いたします」の類語と敬語を解説していきます。
「着座にて失礼いたします」の類似表現
「着座にて失礼いたします」の類似表現には、「座りながらで失礼いたします」があります。
これは平易な表現で言いかえたものですが、同じ意味で使用できる、分かりやすい類似表現だと言えるでしょう。
「着座にて失礼いたします」の敬語表現
「着座にて失礼いたします」を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「着座にて失礼申し上げます」に言いかえできます。
まとめ
このように「着座にて失礼いたします」は、座って話すことに詫びを入れるためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。