「忙しさにかまけて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「忙しさにかまけて」とは?
「かまける」は、「何かに集中するあまり、他がおろそかになること」を意味する言葉です。
「仕事にかまけて」とすれば、仕事に集中するあまり、何かがおろそかになることを表現します。
ここでは「忙しさにかまけて」と表現しているため、忙しさに集中して、忙しさに手を取られて、何かがおろそかになっていることを表現しています。
これは、たとえば「忙しさにかまけています」と表現することが可能です。
しかし、この場合はおろそかにしている事象が不明確になります。
そのため、たとえば「忙しさにかまけて、引っ越しの準備ができていません」のように、おろそかになった何かについても、一緒に言及してあげるとよいでしょう。
このように使用することで、より分かりやすい文章にできるのです。
「忙しさにかまけて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「忙しさにかまけて」を使用する場合、どのような使い方になるのでしょう。
たとえば、仕事が非常に忙しかったとします。
その仕事はスケジュールが非常にタイトだったので、日々残業によりキャッチアップしていたのでした。
すると、上司から、人事から報知があった書類が、まだ提出されていないとの注意を受けました。
あなたは、その書類の提出を認識していたものの、提出する作業を忘れてしまっていたのです。
このような場合には、「忙しさにかまけて、対応するのを忘れておりました」と返答するとよいでしょう。
これにより、忙しい状況によって、対応を失念していた事情を、相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、相手に与える印象に注意しましょう。
「忙しさにかまけて」が、ただの言い訳のように聞こえる場面もあります。
相手との関係、自分が置かれた状況を加味して、相手にとっても十分に納得できる状況で、この言葉を使用するとよいでしょう。
「忙しさにかまけて」を使った例文
「忙しさにかまけて」を使って例文を挙げてみましょう。
例文のように、忙しさにかまけた結果、おろそかにした事象の説明を組み合わせて文章を作成するとよいでしょう。
・『忙しさにかまけて、忘れていました』
・『忙しさにかまけて、子供に構う暇がありませんでした』
・『忙しさにかまけてばかりで、家族からクレームを受けました』
「忙しさにかまけて」の類語や敬語での言いかえ
「忙しさにかまけて」の類語や敬語を解説していきます。
「忙しさにかまけて」の類似表現
「忙しさにかまけて」の類似表現には、「忙殺されて」があります。
少し言葉の印象が強くなりますが、「忙殺されて」も忙しさで他に手が回らないことを示す言葉なのです。
「忙しさにかまけて」の敬語表現
「忙しさにかまけて」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「忙しさにかまけておりまして」に言いかえできます。
まとめ
このように「忙しさにかまけて」は、「何かに集中するあまり、他がおろそかになること」を表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できるので、おぼえておくとよいでしょう。
