この記事では「失礼を承知の上で申し上げますが」という言葉について説明していきます。
「失礼を承知の上で申し上げますが」とは?
目上の人の考え方や子供の通う学校の先生などに意見をする際、または指導されている時に反論として使われる言葉で、会社の部下などに使うことはありません。
発言内容が失礼ということまでは含まれず、目上の人に発言することが失礼になりかねないシーンでの使用ということになり、カジュアルな場で使うことはまずない言葉ではあります。
「失礼を承知の上で申し上げますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの場では目上の人に発言、反論するシーンで使うということになり、内容が重要になる言葉であると言えます。
一度の会話においてあまり頻発は出来ない言葉と言えるでしょう。
接客においてはまず使うことがない言葉ですが、トラブル対応の際などに使うケースはありえます。
商品を紹介するようなシーンでは使われません。
「失礼を承知の上で申し上げますが」を使った例文
・『失礼を承知の上で申し上げますが、こちらのデータは間違っているのではないでしょうか』
上層部が作ったデータに対して発言する例文です。
この場合自分の説が確実という裏付けが重要になります。
・『失礼を承知の上で申し上げますが、こちらの商品はレジを通してないようですが』
レジでのトラブル対応での例文です。
店においては万引きの疑いなどの際で使われる言葉となります。
・『失礼を承知の上で申し上げますが、現場の意見から、この日程では厳しいと思います』
意見をするという使い方です。
こちらも現場の意見という裏付けで立場を強めています。
「失礼を承知の上で申し上げますが」の類語や敬語での言いかえ
「無礼を承知の上で申し上げますが」はほぼ同じ意図で使えます。
「差し出がましいですが」も遠くはない言葉です。
「失礼を承知の上で申し上げますが」の類似表現
「申し上げにくいのですが」という言葉も相手が目上という場合に反論する時に使うことができます。
「失礼を承知の上で申し上げますが」の敬語表現
失礼を承知の上で申し上げますがの時点で目上の人に対して使うことを前提の言葉となっています。
「大変な失礼を承知の上で申し上げますが」とすることも出来ます。
「失礼を承知の上で申し上げますが」の返答や返信例
「相手の話を聞く」という方向に進むのが理想と言えます。
まとめ
失礼を承知の上で申し上げますがという言葉は目上の人に意見したり反論したりというケースで使う言葉です。
意見などが確実なものであるという必要性があるといえるでしょう。