この記事では「どうしても」について解説をします。
「どうしても」とは?意味
「どうしても」には2つの意味があります。
ひとつは、どう力を尽くしても、どんな道筋を通ってもです。
もう一つは、強い決意や願望を表すものです。
絶対にといった意味になります。
「どうしても」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「どうしても」には2つの意味があり、ビジネスの場ではどちらの意味でも使われます。
どう力を尽くしてもという意味では、「どうしてもそれができない」「どうしても問題が発生してしまう」といった事柄に使用をします。
たとえば、明日までに製品を納入して欲しいと、突然伝えられたとします。
明日までには、わずかしか時間がありません。
しかも大量注文です。
わずかな時間で大量の製品を用意するのは困難です。
在庫を確認しましたが、求められている個数に明らかに足りません。
他のところにあたってもみましたが、それでも必要な個数を確保できそうもありません。
どんなに頑張ってみても、相手の要求に応えられないのです。
そのときに、「どうしても」という言葉を使用します。
強い決意や願望を表す意味では、「どうしてもやりたい」という使い方をします。
製品開発部門の人が、砂糖も人工甘味料も使わないチョコレートを作りたいと思ったとします。
しかし、ある一人がそう思っても、別の人たちはそう思っていません。
それでも、そのチョコレートを作りたいという強い気持ちがあります。
健康のことや食べる人のことを考えて、砂糖も人工甘味料も使わないチョコレートを作りたいのです。
誰が何と言おうと、この気持ちは簡単には変わりません。
この強い決意や願望を表す際に「どうしても」という言葉を使用します。
敬語ではないので、目上の人に対して述べるときには、別の表現をした方がよいでしょう。
どうしてもできないことを表す場合なら、「力を尽くしてみましたが」「いろいろな方面に問い合わせをしてみましたが」など、具体的な事柄を述べて伝えることができます。
「どうしても」を使った例文
・『どうしても実現させたいのです』
・『どうしても行かなければならないのですか』
「どうしても」の返答や返信例
この言葉の後に続く事柄によって返答内容が変わります。
無理だという内容であれば、どうしてそうなのか相手に事情を問いかけてみてもよいでしょう。
強い決意を表す場合なら、それが実現するように応援してあげれば、相手のやる気が高まるはずです。
まとめ
この言葉は、どんなに頑張ってみてもという意味や、強い決意や願望を表す意味で用います。
敬語ではないので、目上の人に述べるときには別の表現をすることが望ましいです。