「持ち前の人柄」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「持ち前の人柄」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「持ち前の人柄」について解説をします。

「持ち前の人柄」とは?

もともとその人が持っている性質や品格という意味です。

「持ち前」には、生まれつきのもの、もともと持っているものという意味があります。

たとえば、訓練をしてではなく、もともと明るい性質であることは「持ち前の明るさ」といいます。

「人柄」は、その人が持っている性質や品格という意味です。

人柄については、よい、悪い、立派などといいます。

「持ち前の人柄」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、もともとその人がもっている性質や品格を指して用います。

よい意味で用いることが多いです。

訓練をしてある性質を身につけることはできます。

人に親切になろうと思えば、もともとはそうでなかった人でも、練習を重ねることで親切な態度をとれるようになってきます。

しかし、この言葉が意味するものは、訓練をして備えたものではなく、もともと持っているものを意味しています。

たとえば、ある人はもともと明るい性格をしていて、人に対して親切だったとします。

人に対して優しい言葉をかけることができ、いつでも笑顔でいるような人です。

そのため、この人の周囲には人が集まってきて、多くの人に好かれています。

こういった人のことは「持ち前の人柄のよさを感じる」ということができます。

よい意味で使うことが多いので「持ち前の人柄が悪い」とはいいません。

ある性質を持っている人自身が使うことよりも、他人がある人の性質を指して使うことが多いです。

「私はこのような持ち前の人柄です」といった使い方ではなく、「あの人は持ち前の性格がこうだよね」といった使い方をするのです。


「持ち前の人柄」を使った例文

・『持ち前の人柄のよさを発揮する』
・『持ち前の人柄のよさで味方につける』

「持ち前の人柄」の類語や言いかえ

似たような意味で他の表現をすることができます。

「持ち前の明るさ」

もともと持っている明るい性質のことです。

人柄は、その人が持っている性質や品格という意味で、「持ち前の明るさ」とすると、もともと持っている性質が明るいことを意味します。

人柄について、明るい場合だけをいいます。

「持ち前のねばり強さ」

物事をすぐに諦めない性質を意味します。

「ねばり強さ」は根気よく頑張るさまのことです。

もともと持っている頑張る性質のことを「持ち前のねばり強さ」といいます。

まとめ

この言葉は、もともとその人が持っている性質や品格を意味します。

訓練をして性質を変えたり、品格を備えたりすることはできますが、そういったことではなく、もともと備えているものです。

よい意味で使われています。