「ご参加ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご参加ください」とは? ビジネス用語【一語】

「ご参加ください」とはどのような意味の言葉なのでしょうか。

今回は、「ご参加ください」の意味と使い方について解説します。

「ご参加ください」とは?意味

「ご参加ください」とは、「活動に加わってくれ」を丁寧に言うビジネス表現です。

「ご参加ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご参加ください」「参加」とは「活動や集団に加わり一員として行動を共にすること」を意味します。

ビジネスの世界で「ご参加ください」という表現が用いられるのは「募集をかけるとき」です。

イベントや団体などで人を集めたいときに「ご参加ください」という表現を用いて共に行動してくれる人を募集します。

募集対象となるのは個別の活動やサークルなどの集団がほとんどで、一般的には「特に条件や制限が設けられずだれでも自由に加われるとき」に用いられる表現です。

加わるのにあたり選考や試験がある場合は「ご参加ください」という表現は基本的に使われません。

そのような場合には「ご応募ください」などだれでも自由に加われるわけではないことを意味する表現が使われます。

「ご参加ください」は比較的平易な表現であり丁寧な言い方ではありますが特に敬意が込められた表現ではなく、目上の人に使うと失礼に当たる可能性があります。

募集のためのポスターなどに記載する場合は不特定多数を想定しているのであまり敬意が強くない「ご参加ください」という表現で問題ありませんが、上司などに直接渡す書類に「ご参加ください」とかくのは適切ではありません。

目上の人に対する表現としては「ご参加いただきたく存じます」「ご参加いただければ幸いです」などの表現が適切です。

さらに最上級の敬意表現としては「ご臨席賜りますようお願い申し上げます」という言い方もありますが、かなり強い敬意をこめた表現なので対象は役員や社長などかなり地位が高い相手に限られます。


「ご参加ください」を使った例文

・『週末に開催されるバーベキューパーティーにどうぞご参加ください』
・『明日は盆踊りなのでご家族ご友人お誘い合わせの上ご参加ください』
・『雨天決行なので天候を気にせずご参加ください』

「ご参加ください」の返答や返信例

・参加いたします
誘いに応じる場合はこのように返答しましょう。

特に敬意は込められていませんが丁寧な言い方であり通常はこのような返答で問題ありません。

事情により遅れたり早退したりする場合はあらかじめ返答にその旨を一言添えておくのがマナーです。

・遠慮させていただきます
参加に応じないときの返信例です。

「させていただく」「させてもらう」の謙譲表現です。

過剰敬語だと思われがちですがこの用法に問題はなく相手の誘いを断る言葉としてこのように返答します。

まとめ

「ご参加ください」はビジネス現場でよく使われる言葉です。

キャンペーンやイベントの告知でもよく見かける表現なのでビジネスに関わりのない人も意味を知っておきましょう。