この記事では「お間違いございません」について解説をします。
「お間違いございません」とは?意味
事実と違わない、誤りはないという意味です。
「お間違い」は「間違い」に「お」をつけた丁寧語・美化語です。
事実と違うこと、誤りという意味があります。
「ございません」は「ございます」を「ません」で打ち消した語です。
「ございます」は「ある」の意の丁寧な表現で、ある考えや気持ちを持っている、存在するという意味です。
「ません」は打消しの意になります。
「お間違いございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手が述べた事柄などに誤りがない場合に用います。
「お」を使うと丁寧な印象になりますが、「お間違い」とはあまりいいません。
この場合は「お」をつけない「間違い」という表現でも失礼ではないです。
「お」は、つけられる語とつけられない語があります。
たとえば、「お車でいらっしゃったのですか」とはすることができますが、「お車で着ました」とはしません。
前者は相手が持っている車を指しており、後者は自分が持っている車を指しています。
このように、「お」は聞き手に所属するものにはつけられるけれど、話し手に所属するものにはつけられない場合があるのです。
「お間違いございません」は、間違えがあるとしたら話し手側なので、「お」はつけません。
間違いがないかを確認する際には、その事柄についてよく調べることが大切です。
資料の場合だと、その資料全体に目を通して間違いがないかを確認します。
ざっと目を通しただけでは、誤った図を使用していたなど、小さなミスを見落としてしまうことがあるの、じっくりと確認をしましょう。
急いでいると、確認作業がおろそかになりがちなので、注意が必要です。
じっくり確認をしていると時間がかかりますが、ミスを防ぐための大切な作業です。
間違いがあった場合には、そのことをはっきりと述べなければなりません。
上司に対して「ここが間違っています」と伝えるのは気が引けるかもしれませんが、間違いを間違いのままにしてしまうと、後で大きな問題になる可能性があります。
うやむやにしてはいけません。
「お間違いございません」を使った例文
・『その通りでお間違いございません』
「お間違いございません」の返答や返信例
返答しない場合もあります。
返答するなら、確認をしてくれたことに対して感謝を伝えます。
まとめ
この言葉は、相手が示した事柄について誤りがないことを示すために用います。
「お」をつけて丁寧にしたくなりますが、この場合は「お」をつける必要はありません。
誰に所属するものなのかを考えて、言葉遣いを変えるようにしましょう。