この記事では、「夜遅くまでありがとうございます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「夜遅くまでありがとうございます」とは?意味
「夜遅くまでありがとうございます」は、「こちらの用件に対して、相手が夜遅くまで対応してくれたことにお礼を述べる丁寧な表現」という意味です。
急ぎの用件やトラブルなどで相手に連絡した時に、営業時間外や深夜にもかかわらず、親身になって相談に乗ってくれたり、トラブル対応などをしてくれた時に使われます。
サービス業にとっては顧客満足度を向上させる戦略の一環ですが、困っている側から見れば非常にありがたいことで、お礼を述べるのは必須です。
「夜遅くまでありがとうございます」は非常にシンプルで分かりやすい言葉ですが、担当者レベルで使う言葉です。
目上の人に対してはより丁寧な「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」に言い換えましょう。
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」の成り立ち
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」は「夜分+にも+かかわらず+ご対応+いただき+ありがとう+ございます」で成り立っています。
「夜分」は「夜、または深夜」という意味、「にも」は強調の意味の助詞、「かかわらず」は「関係なく」という意味、「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「対応」は「周囲の状況に合わせて行動すること」という意味、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「ありがとう」は「ありがたい」の連用形、「ございます」は動詞「ある」の丁寧語「ござる」に丁寧語「ます」を付けた言葉です。
尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『昨日は夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます』
前の晩の夜遅くにトラブルや問い合わせの連絡をしたところ、すぐに対応してくれて解決した時に使われます。
『おかげさまで子供の熱は下がりました、夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます』
夜中に子供が高熱を出したので、夜間外来に連れて行き、診察してもらった時に使われます。
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」の類語や言いかえ
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「深夜にもかかわらず、ご対応いただき感謝いたします」
「深夜」は夜11時過ぎが目安、「感謝」で「ありがたいと思う気持ちを表すこと」という意味です。
「遅い時間にご丁寧にご対応いただき、ありがとうございます」
就業時間が過ぎた後で対応してもらった時に使われます。
「ご丁寧に」を付けることで、相手の印象が良くなります。
まとめ
今回は「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」について紹介しました。
「夜分にもかかわらずご対応いただき、ありがとうございます」は「夜遅くに対応してもらったことにお礼を述べる時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。