この記事では、ビジネスでもしばしば使われる慣用句の「背筋が伸びる思い」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「背筋が伸びる思い」とは?意味
「背筋が伸びる思い」の読みは「せずじがのびるおもい」で、「姿勢を正して、しゃきっとする思いや気持ち」を意味する言葉です。
「背筋を伸ばす」は「丸まりがちな背中を、まっすぐ伸ばし、姿勢を正すこと」を意味し、「思い」は「そういう気持ち」を表す言葉であり、上記の意味となるのです。
「背筋が伸びる思い」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、大切な役割りや仕事を任された際に、気持ちを引き締めて頑張ろうとする思いを、比喩的に表現する言葉です。
この言葉の中には、緊張すると言ったニュアンスも込められています。
背中を丸めている姿は、どことなく自信がなく、物怖じしている感じを受けるものです。
そんな人に対して「背筋を伸ばせ!」と、注意するシーンを見受けることもあります。
また逆に、いつも「背筋を伸ばす」姿勢を取っている人は、自信ありげに見えるものです。
従って、「背筋を伸ばす」ことは、やる気があることを示すことに繋がるのです。
ビジネスにおいて、自分の立場やこれまでの実績や能力に比較して、大きな仕事や挑戦的な仕事を任されることがあります。
そんな時には、大丈夫だろうかという緊張感と共に、しっかり気を引き締めて、期待に応えるべく頑張ろうという気持ちを抱くものです。
そんな気持ちになることが、「背筋が伸びる思い」であり、そんなシーンで使われることの多い慣用句です。
「背筋が伸びる思い」を使った例文
・『課長を拝命し、社長から辞令をもらった際には、さすがに背筋が伸びる思いがしました』
・『入社式に臨む新入社員は、緊張と期待で背筋の伸びる思いを抱いているものです』
・『プロジェクトリーダーに抜擢され、緊張とやる気で、背筋が伸びる思いがしました』
「背筋が伸びる思い」の類語や言い換え
「背筋が伸びる思い」の言い換えとしては、「緊張とやる気で、心身が引き締まる感じがすること」を意味する「身の引き締まる思い」や、「自分で改めてやる気を鼓舞すること」を意味する「気合を入れ直す」や、また「背筋を伸ばした正しい姿勢をとること」を意味する「姿勢を正す」などを挙げることが出来ます。
まとめ
「背筋が伸びる思い」とは、「姿勢を正して、しゃきっとする思いや気持ち」を意味する慣用句です。
この慣用句は、大切な役割りや仕事を任された際に、気持ちを引き締めて頑張ろうとする思いを、比喩的に表現する言葉で、その言葉の中には緊張すると言ったニュアンスも含まれています。