「帰路につきました」という表現法についての解説です。
「帰路につきました」とは?意味
「帰路につきました」は、ビジネスの世界では、2つの意味があり、帰り道にたどり着いたという意味と、すでに自宅に帰ったという二つの意味があります。
なので、帰り道にたどり着いたであれば、まだ会社を出社して自宅に帰ろうとする道筋についたというだけでバス停なり乗り物に乗って移動するケースだったりします。
一方、自宅に帰ったという意味の場合、これはすでに会社や会社から自宅に直行する帰り道におらず、家にいるという意味です。
「帰路につきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「帰路につきました」は、ビジネスでは、会社から出社して自宅に帰る帰り道に入ったという意味で使用するか、すでに自宅にいるという意味で使用します。
なので、注意点としては、「帰路につきました」は、表現自体が過去を指すので、自宅にまで帰ってきていることを意味することが多いというのが注意点です。
この表現では、おそらく大抵の人が自宅まで帰ったと思うでしょう。
逆に、会社を出社して帰り道に現在もいるのであれば、通常は、現在進行形で「帰路にいます」というのが正しいので、「帰路につきました」は、すでに自宅にいるという意味を優先することが注意すべく点です。
「帰路につきました」を使った例文
・『ただいま帰路につきました』
・『帰路につきましたところです』
「帰路につきました」の返答や返信例
「帰路につきました」についての返事は、社員と見える人物がすでに自宅側に帰ろうとしている、もしくは帰っていることについて返事をするわけですから、「再出社してほしい」とか「明日会社に来た際話すことがある」というような形で家に帰った人物や家に帰ろうとしている人物を呼び出すか、後日相談をするという形で問題を解決するしかないでしょう。
ただ、すでに自宅に帰った人物を呼び出すとなるとかなり心苦しいので呼出に関しては注意すべきです。
まとめ
「帰路につきました」は、過去形なので、大抵の人がもう自宅に帰っていると認識します。
ですが、「帰路」という言葉は、実は家に帰っていることのほか、帰る道筋にいることなので、まだ家に帰ってないという認識も持たせるので表現としては望ましくないです。
よって、帰る道筋に現在進行形でいる場合、「帰路にいます」と言ったほうが相手に伝わりやすく、「帰路につきました」という表現は、2つの意味を持つので望ましい表現ではありません。
自宅にいる場合であれば、「帰路につきました」でもいいんですが、これも、「帰宅しております」と言えば、家にいることを意味するので、誤解を生まないという表現を用いたいのであれば、「帰宅しております」が最も無難な表現法です。