この記事では、ビジネスでの使われることの多い「世界に知らしめる」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「世界に知らしめる」とは?意味
まず、「世界に知らしめる」の慣用句においてキーとなる「知らしめる」について、説明します。
「知らしめる」の読みは「しらしめる」で、「多くの人に認めさせる」ことを意味する言葉です。
この言葉は、「知ら」と「しめる」に分解することが出来、「知ら」は「知らせる」の意味ですが、ここに「しめる」が付くことで、「?させる」との使役動詞となります。
この使役の動詞となることで、単に知らせると言う意味ではなく、世間一般の人が否応なしに知ることになると言う強いニュアンスの言葉となります。
マスメディアで大きく取り上げられ、多くの人が知る結果となるようなことを意味するのです。
従って、「世界に知らしめる」の慣用句は、「世界の多くの人達に認めさせること、否応なしに知る状態となるのこと」を意味します。
「世界に知らしめる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この慣用句は、世界中のテレビニュース等で取り上げられ、多くの人が結果として知ることになる重大な事柄に対して使われる言葉です。
特に学問やビジネスやスポーツや芸能・芸術等で、非常に大きな成果を上げた際に使われることの多い言葉です。
しかし良いことや素晴らしいことに対して使われるだけでなく、ネガティブな重大な事件に対して、使われることもあります。
ビジネスシーンではベンチャー企業が急成長したり、企業が驚きを持って迎えられるような大発明をした場合などに、その企業名や発明が「世界に知らしめられた」といったように使われます。
「世界に知らしめる」を使った例文
・『アメリカのベンチャー企業のA社は、日本の大企業の株価の時価総額をあっと言う間に抜き去り、その名を世界に知らしめた』
・『青色発光ダイオードを発明・商品化した日本の企業は、発明者と共に、その名を世界に知らしめました』
・『最近は、日本企業から世界に知らしめるような大発明は減少している』
「世界に知らしめる」の類語や言い換え
「知らしめる」の類語としては、「知れ渡る」や「公表する」や「周知させる」や「認知させる」が挙げられます。
従って「世界に知らしめる」は、「世界に知れ渡る」や「世界に公表する」や「世界に周知させる」や「世界に認知させる」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「世界に知らしめる」の慣用句は、「世界の多くの人達に認めさせること、否応なしに知る状態となるのこと」を意味する言葉です。
世界中のテレビニュース等で取り上げられ、多くの人が結果として知ることになる重大な事柄に対して使われる言葉です。