「持ち前の笑顔」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「持ち前の笑顔」とは?
「持ち前」は「もちまえ」と読みます。
これは「持っている、所有している」ことを示す言葉です。
また、多くの場合は才能や資質に対して使用される言葉と言えます。
持ち前の知能、持ち前の才能、持ち前のスキルなどのように、ポジティブな表現として使用することが多いのです。
ここでは「持ち前の笑顔」としていることから、相手が才能や資質として所有している「笑顔」を示しています。
このように、「持ち前の笑顔」と表現することで、暗に相手の能力に賛辞を示す効果があるのです。
「持ち前の笑顔」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「持ち前の笑顔」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたがの後輩が営業活動で苦戦していました。
かなり癖のある顧客で、多くの苦労を抱えていたのです。
しかし、その後輩はいつも前向きに笑顔で取り組んでいるのでした。
このような場合には「持ち前の笑顔で、難しい客も攻略できるはずだ」と、後輩に声をかけるとよいでしょう。
このように表現することで、後輩の笑顔という能力に対して、遠回しに褒める効果が期待できるのです。
この言葉を使用する場合は、相手のとらえ方に注意しましょう。
相手が笑顔を意識していなかったり、訴求すべき点が他にある場合、この言葉は逆効果になってしまうのです。
少し難しい表現であるため、その分だけ使う場合のリスクも高いと考えるのが妥当と言えるでしょう。
「持ち前の笑顔」を使った例文
ここでは、「持ち前の笑顔」を使用した例文を挙げていきます。
「持ち前の」が、相手の才能に対してポジティブな意味で使用する言葉だと理解して使用するとよいでしょう。
・『いつも持ち前の笑顔で乗り切る後輩を、心強く思います』
・『彼の持ち前の笑顔は、周りによい影響を与える』
・『持ち前の笑顔だけが取り柄とも言えます』
「持ち前の笑顔」の類語や言いかえ
それでは、「持ち前の笑顔」を類語で言いかえるとどうなるでしょうか。
「持ち前の笑顔」
「持ち前の笑顔」は「生まれつきの笑顔」が類語と言えるでしょう。
「持ち前」と「生まれつき」は意味が異なりますが、資質を備えていることを示す表現として類似と言えます。
「元来の笑顔」
また、「元来の笑顔」も「持ち前の笑顔」の類語と言えるでしょう。
こちらも、資質として備えていることを示すための言葉ですので、同じような場面で、同じように使用できる言葉なのです。
まとめ
このように、「持ち前の笑顔」は、相手が資質として持つ「笑顔」を、上手に表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できますが、相手や状況には気を付けて使うとよいでしょう。