「当該日」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「当該日」とは?
「当該」は「今の話題の対象」や「条件に当てはまる対象」などの意味で使用されます。
直接的に関係がある場合に、「当該」ということで対象を示せるのです。
この言葉には「該当」という類語がありますが、微妙に使い方が異なります。
簡単に言えば、「該当」のほうが使いやすく、「当該」のほうが使い勝手が悪いのです。
たとえば「該当」は「該当する」という動詞で使用できますが、「当該する」のような使用方法はできません。
しかし、「当該事象」という使い方を「該当事象」と言いかえることはできるのです。
このように、「当該」を使用する場合は、動詞としての使用ができない点が、使いにくさの原因であるといえるでしょう。
ここでは、「当該日」として使用しているため、正しい使い方と言えます。
そして、「当該日」は「対象の日付」を示す言葉として使われるのです。
「当該日」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「当該日」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが顧客と会議日程を調整していたとします。
そして、こちらから候補日を複数提示したメールを出すことにしました。
このような場合に「当該日の中で都合のよい日を教えてください」と記載するとよいでしょう。
これにより、候補として提示した日付を相手にえらんでもらえるように促せるのです。
この言葉を使用する場合は、「当該」とする必要があるかに注意しましょう。
多くの場合、あえて「当該」とする必要がありません。
それであれば、より一般的な「該当」を使用したほうが分かりやすいのです。
使う場合は、その点に注意するとよいでしょう。
「当該日」を使った例文
「当該日」を使った例文を挙げます。
対象の日付を直前・直後に明示する場合に「当該日」と言う表現を使うと分かりやすいでしょう。
・『当該日の中からお選びください』
・『当該日は以下の通りです』
・『当該日にはオフィスが閉鎖されます』
「当該日」の類語や言いかえ
「当該日」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「該当日」
「当該日」の類語には、「該当日」があります。
名詞と組わせて使用する場合は、「当該」も「該当」も同じ意味で使用できるので、類似の言葉と言えるのです。
「対象の日」
また、「対象の日」も「当該日」の類語と言えます。
こちらは、平易な表現として分かりやすい言いかえになると言えます。
まとめ
このように「当該日」は、対象の日付を示す場合に利用できるフレーズです。
「該当日」で言いかえもできるので、使う場合には注意しましょう。