「一口に言っても」とは?使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「一口に言っても」とは? ビジネス用語【一語】

こちらの記事では、ビジネスシーンでも利用される「一口で言っても」の意味や使い方に関して、分かり易く説明致します。

「一口に言っても」とは?

一口に言ってもは、ひとくちにいってもという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、一言二言で手短に表現するという意味を持っている一口にの文字に、述べるといった意味を有する言ってもの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ一口に言ってもは、簡単に言っても、という意味を表すのです。

「一口に言っても」の使い方や使われ方、使うときの注意点

一口に言ってもは、簡略化して述べても、といった意味に使われる言葉となっています。

ビジネス上では複雑な内容を説明する際に、かなりかみ砕いてその物事を述べる際の前置きとして使用されている事が少なくありません。

ただし語尾を見れば分かる様に、てもという逆説を表す語が付いているのです。

そのため一括りに言いつつも、その後に否定的なニュアンスの言葉が続くというのが基本形となっています。


「一口に言っても」を使った例文

・『野球選手と一口に言っても、プロやアマチュアかで大きな違いがあります』
・『ペットと一口に言っても、犬や猫等様々な動物が存在しているのです』
・『犯罪者と一口に言っても、犯した罪の大きさにはかなり違いがあります』

「一口に言っても」の類語や言いかえ

一口に言ってもは、色々な種類があるものに対して、一括りで言っても、といった意味を表現する言葉です。

ただ簡略化して言う、という意味だけでなく、簡単に言うなという批判的な意図が込められているのが、類語や言いかえ可能な言葉を探す際のポイントとなります。

「一言で言っても」

一言で言ってもは、ひとことでいってもという読み方をする言葉です。

一言では、短く言うという意味がある上に、語尾がてもで逆説的であるため、一口に言ってもと同じ意味であり、言いかえも可能だったりします。

「ざっくり言っても」

ざっくり言ってもは、ざっくりいってもと読む言葉です。

ざっくりは大まかといった意味があるので、その後に言ってもと付ける事で、一口に言ってもとほぼ同じ意味合いを表現出来ます。

まとめ

一口に言ってもは、簡単に言ってもや一括りに言っても、といった意味を示す際に用いる言葉です。

ポイントとしては語尾に、てもという逆説のニュアンスの言葉が付いている事だったりします。

お陰でただ物事を簡略化して言う、というシンプルな意味ではなく、批判的や否定的な内容の言葉が続くというのが基本となっているのです。

なので、~と一口に言っても、という形式で使われる事が多く、最初の~に入るのは、学生や動物といった複数に分類可能な言葉だったりします。