この記事では、「お時間をいただき申し訳ございません」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お時間をいただき申し訳ございません」とは?意味
「お時間をいただき申し訳ございません」は、「相手に時間を取らせたことに対してお詫びする時の丁寧な表現」という意味です。
相手を長時間待たせてしまったり、急な用件に対応してもらった時などに使われます。
お詫びの言葉が使われているので、相手に何らかの迷惑をかけたことを表します。
「お時間をいただき」は「お・ご~いただく」のセットで謙譲語扱いになりますので、二重敬語ではありません。
「お時間」は相手の持ち時間を敬う意味の他に、「お茶」「お味噌汁」など言葉を上品にする意味もあります。
また、「いただく」は直接、ものを貰うという意味ではないので平仮名表記になります。
「お時間をいただき申し訳ございません」の成り立ち
「お時間をいただき申し訳ございません」は「お時間+を+いただき+申し訳ございません」で成り立っています。
「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、又は言葉を上品にする美化語、「時間」は「相手の持ち時間」という意味、「を」は助詞、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「申し訳ございません」は「申し訳ない」の丁寧語です。
尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。
「お時間をいただき申し訳ございません」の言葉の使い方や使われ方
「お時間をいただき申し訳ございません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『お時間をいただき申し訳ございません、こちらが資料になります』
店舗で顧客が希望する商品の資料を探すのに時間がかかった時に使われます。
『お時間をいただき申し訳ございません、在庫がございましたのでご購入いただけます』
店舗や通販などで、顧客が問い合わせた商品の在庫確認に時間がかかった時に使われます。
「お時間をいただき申し訳ございません」の類語や言いかえ
「お時間をいただき申し訳ございません」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お時間をいただき誠にありがとうございます」
自分の説明やスピーチを聞いてもらうなど、前向きな用件の場合にはお礼を述べた方が明るい気持ちになります。
「お時間を頂戴し申し訳ございません」
「頂戴」は「目上の人から物を捧げ持ってもらうこと」という意味で、「いただく」よりも更に丁寧な表現になります。
まとめ
今回は「お時間をいただき申し訳ございません」について紹介しました。
「お時間をいただき申し訳ございません」は、「相手を待たせてしまった時にお詫びする時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。