この記事では「いたしませんか」について解説をします。
「いたしませんか」とは?意味
ある事柄をしないかと誘う言葉です。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
自分側の行為を低めていって、相手に敬意を表します。
「ませんか」は、疑問・確認・勧誘の意を丁寧に表す言葉です。
どの意味で用いているかは文脈から判断します。
「いたしませんか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄をしないかと誘うときに伝えます。
何をするのかは、この前に述べます。
何かをしようと誘うとき、「いたしましょう」という言い方もできます。
しかし、これは押しつけているように感じられることがあります。
相手の事情に配慮をしていないのです。
相手はその事柄を行いたくないかもしれません。
やりたくてもできないこともあるでしょう。
そういった事情に配慮することが大切です。
この言葉の場合は問いかけの形になっており、その事柄を行うのか、行わないのかを相手に選択させています。
相手が選べるようにして、事情に配慮しているのです。
たとえば、ある事柄の準備作業を長時間行ったので、そろそろ休憩にしたいと考えているとします。
他の人たちが一生懸命作業をしているのに、自分だけ休憩をするのは悪い気がします。
そこで、他の人たちも休憩をしたいでしょうから、そろそろ休まないかと声をかけることにしました。
そのときに「そろそろ休憩にいたしませんか」といった使い方をします。
「いたしませんか」を使った例文
・『お茶にいたしませんか』
「いたしませんか」の返答や返信例
何かに誘っているので、それを受け入れるならば「そうしましょう」の意を伝えます。
たとえば、休憩にしないかと誘われて、自分も休憩をしたいならば、お茶をするなどして一息入れるとよいでしょう。
やりたくないならば、断れる雰囲気ならば断わっても構いません。
無理にそれをさせようとしているのではないので、断ってもよいです。
休憩をする場合だと、周りの人たちのことを考えた方がよいでしょう。
自分は問題なくても、他の人は非常に疲れているかもしれません。
誰か一人が休憩をしないとなると、他の人たちが休憩をしにくくなります。
まとめ
この言葉は、それをしないかと誘うときに用いるものです。
問いかけの形で提案をしています。
無理に何かをさせようとしているのではなく、相手の事情を考えた伝え方です。