「大過なく」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「大過なく」とは? ビジネス用語【一語】

「大過なく」という言葉の使い方についての解説です。

「大過なく」とは?意味

「大過なく」は、ビジネスでは、失敗がないという意味です。

「大過」は、大きな失敗のことで失敗が無いという言葉で否定しているがゆえ、大きな失敗をしていないという意味になります。

ただ、「大禍」という示す編の文字は、災いという意味になるのでこちらは、ビジネスにおいては、自分が引き起こした失敗ではなく、会社自体に何かトラブルが起きて生じた災いを意味します。

「大過なく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「大過なく」は、ビジネスで大きな失敗をすることなくお仕事などを終えたという場合に使用します。

なので、原則大きな失敗や小さい失敗の様に失敗を実はしているのにもかかわらず、失敗してませんよというニュアンスの「大過なく」という言葉を使用するのは、言葉の間違いになるので注意しましょう。


「大過なく」を使った例文

・『大過なくプロジェクトを終える』
この例は、失敗することなく、プロジェクトを完遂させたという例です。

よって、大失敗や小さい失敗すらしなかったとなるので、ビジネスにおいては、問題なくプロジェクトが進行したとなります。

・『大過なく仕事を終えるつもりだったが、現実はそうならなかった』
この例は、問題なく仕事を終えるつもりだったが現実は失敗をして仕事を終えたという例です。

よって、ビジネスにおいてはノーミスで仕事を完遂したという扱いではないという意味になります。

「大過なく」の返答や返信例

「大過なく」という言葉への返信や返答は、問題なく、どうであるかを述べていますので、問題が無いという言葉を信用するか否かで返信や返答が変わります。

なので、信用した場合、「無事問題なく終えて何よりです」 という相手をねぎらう返答や返信も可能です。

一方、信用しなかった場合、「本当にノーミスですか?」と言ってもよいでしょう。

まとめ

「大過なく」は、原則が、自分が行った行動や相手の行動において失敗が無かったというだけの意味です。

よって、自分や相手が悪くないのにもかかわらず、結果が悪いという場合、「大禍」という災いがあったとします。

よって、会社などに災いが起きなかったとする場合は、示す編の「大禍ない」という言葉を使用して、会社に災いとなる物は降りかからなかったや、個人に災いは降りかかりませんでしたというのです。

ここが注目すべくポイントで、「大過」という言葉と「大禍」は似た文字であるがゆえ、ビジネスで使用した場合、間違いであると指摘されると自分の行動が悪いのか、自分は関係なく、相手の責任だと言い訳をすることになるのかということになりますので、必ず、「大過」「大禍」の文字を確認してから、両者の言葉を使用して、災いがあったか、無かったか、自分が失敗を起こしたか、起こさなかったかを示しましょう。