「略式ですが」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語・敬語・英語表現」を分かりやすく解説していきます。
「略式ですが」とは?
「略式ですが」とは、「正式の手続きを省略した簡単なやり方ですが」を意味しているビジネス用語です。
「略式ですが」には、「本来であればもっときちんとした正式の手続き・やり方にすべきですが」といったニュアンスもあります。
「略式ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「略式ですが」というビジネス用語は、「手紙やメールの結びの言葉」として使う使い方になります。
実際に使われるときの例文としては、「まずは略式ですが、お手紙にてご挨拶をさせていただきました」などを挙げることができます。
使うときの注意点は、「略式ですが」は礼儀に欠けている状態であることを示すには軽すぎる言葉なので、「略儀ですが」に言い替えたほうが良いということです。
「略式ですが」を使った例文
・『略式ですが、書中にてお知らせさせていただきます』
・『略式ですが、まずはメールにてご案内をさせていただきます』
・『略式ですが、まずは書面にてお詫び申し上げます』
「略式ですが」の類語や敬語での言いかえ
「略式ですが」を類語・敬語で言い替えると、どのような言葉になるのでしょうか。
「略式ですが」の類似表現
「略式ですが」の類似表現には、以下のようなものがあります。
・『略儀ですが』
・『無作法ながら』
・『失礼ながら』
「略式ですが」をより正式な言い方の類似表現に変えると、「略儀ですが」になります。
「略儀」とは「正式な儀礼・様式を簡略化したもの」を意味しています。
きちんとした作法や礼儀にのっとっていないの意味で、「無作法ながら・失礼ながら」の類似表現もあります。
「略式ですが」の敬語表現
「略式ですが」の敬語表現には、以下のようなものがあります。
・『略式ではございますが』
・『略儀ではございますが』
・『略式となりますが』
・『省略させていただきましたが』
「略式ですが」の謙譲語Ⅱの敬語は、「略式ではございますが」になります。
より正式な敬語表現にしたければ、「略儀ではございますが」を使うと良いでしょう。
丁寧語の敬語表現は「略式となりますが」になります。
話し言葉に近いニュアンスでは、「省略させていただきましたが」もあります。
「略式ですが」の英語表現
「略式ですが」を英語で表現すると、“informally”(正式な方法ではない・略式に)や“summary”(略式・要約)などになります。
まとめ
「略式ですが」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「略式ですが」の意味・使い方・例文・類語・敬語・英語表現を知りたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。