この記事では「参考にしてください」について解説をします。
「参考にしてください」とは?意味
資料などを引き合わせて自分の考えの手がかりになるようにしてくださいという意味です。
「参考」には、資料や他人の意見などを引き合わせて、自分の考えの手がかりにすること、またその材料という意味があります。
たとえば、今度の休みに旅行をする計画を立てているとします。
どこに行こうか迷っているので、旅行ガイドブックを見てみました。
このとき、ガイドブックが参考になっています。
「ください」は相手に何かを求める意のある言葉です。
この場合は「参考にする」ということについて、相手に求めていることになります。
「参考にしてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
他の人が何かを決断するときに、資料などを参考にしてもらいたい場合に使用をする言葉です。
「ください」は丁寧ないい方のように思えますが、「参考にして」というのはアドバイスをしているようで、上から目線に受け取られてしまう場合があります。
そのため、目上の人に対して使用する場合は、どういった状況なのかを考える必要があります。
相手が本当に困っているなら、資料など参考になるものを渡すとよいでしょう。
しかし、求められてもいないのにしゃしゃり出ると、上から目線のように受け取られる可能性があります。
「参考」といういい方でも問題はありませんが、「ご」をつけるとより丁寧になります。
この形のままの場合は、主に自分と同等か下のもの、お客様などに使用をします。
お客様が商品選びに迷っています。
購入をしようと候補にあがっている製品について詳しく記載したパンフレットがあります。
これを引き合わせて、お客様が選ぶ手がかりにしてもらいたいと、店員が思いました。
そのときに、資料を渡しながらこの言葉を用います。
参考は、資料などを自分の考えの手がかりにすることなので、読んでくださいという意味ではありません。
そのため、確認をして欲しいときには用いません。
「参考にしてください」を使った例文
・『よろしかったら、こちらの資料を参考にしてください』
「参考にしてください」の返答や返信例
考えるときの手がかりになるようにと何かを勧められているので、それを受け取るとよいでしょう。
相手は善意で勧めてくれているはずなので、迷惑になるようなものは渡さないはずです。
いらない場合は断ります。
相手を拒絶したようないい方にならないように気をつけます。
まとめ
資料などを考えるときの手がかりにしてもらいたいときに用いる言葉です。
人によっては上から目線に受け取ることがあるので、目上の人に対して使用するときには注意が必要です。