「働いておられる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「働いておられる」とは?
これは、尊敬語で「働いている」を言い表した言葉です。
「おる」は「いる」と同義になります。
これを動詞に組み合わせると、現在進行形にできるのです。
ここでは「働く」という動詞に「おる」を組み合わせています。
「働いておる」とすれば、今も働いている状態が継続しているような意味を持つ表現に変化するのです。
なお、「おる」を「おられる」にすると尊敬語になります。
この場合は、行為の主体者に敬意を示す形になるのです。
たとえば、「今もなお働いておられるそうです」と使用できます。
これらのことから、この言葉が尊敬語で「働いている」を言い表したものであると分かるのです。
「働いておられる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、知人が転勤になったとします。
そして今は横浜で働いていると、その知人から聞いていたのでした。
このようなケースで、「横浜で働いておられるとのことです」と伝えるとよいでしょう。
これにより、働いているという内容を、尊敬語に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使うときは、「働いておられる」の表現に注意しましょう。
これは「働いていらっしゃる」のほうが一般的な使い方になります。
また、「働いている」や「働いています」と言い換える手段もあるのです。
このように、敬語の使い方でそれぞれ印象が変化します。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「働いておられる」を使った例文
例文のように、前後に加える言葉によって、印象の違う表現を作り出せるのです。
・『元気に働いておられるみたいです』
・『今もまだ働いておられるとのことでした』
・『先月から働いておられるそうです』
「働いておられる」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「働いておられる」の類似表現
たとえば、「仕事しておられる」が類似表現になります。
これはどちらも、同じような意味で使えるのです。
「働いておられる」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「働いていらっしゃる」に言い換えできます。
また、「働いていらっしゃいます」のように丁寧語を加える方法もあるのです。
まとめ
このように、尊敬語で「働いている」を言い表したものとして、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。