色々な表現を知っていると、コミュニケーション能力も上がります。
「ぶり返す」の使い方と類語を見ていきましょう。
「ぶり返す」とは?
同じことが繰り返されることをいいます。
いったん良くなったように見えたのに、また悪くなる状況も指します。
「風邪がぶり返す」など、コンディションの悪さをあらわす言い方です。
「ぶり返す」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
悪いことが復活する時に用いるのが「ぶり返す」です。
表面上は収まったように見えていても、完全に治っていないので悪い時に逆戻りすることをいいます。
体調が悪くて休んでいた同僚に「風邪をぶり返さないように、気を付けてくださいね」と温かい言葉をかける時に用いられています。
一方でビジネスメールでは、少々乱暴に聞こえることも。
「風邪をひかないように」という意味合いで使いたいのなら「ご自愛ください」と整えて用いていきましょう。
「ご自愛」は自分の体を愛するという訳があり、健康を慈しむことをいいます。
目上の方にも使える丁寧な表現といえるでしょう。
「ぶり返す」を使った例文
・『風邪をぶり返さないよう、どうぞお気を付けて』
・『急に涼しくなりましたので、ご自愛ください』
・『疲れやすい時期、おいといください』
「ぶり返す」の類語や敬語での言いかえ
類似表現と、敬語表現を見ていきましょう。
「ぶり返す」の類似表現
似ている言い方に「繰り返す」があります。
リピートと同じ役割があって、良いことと悪いこと、両方の繰り返しに使えます。
「お手本を見ながら、繰り返してください」と新人指導で扱われています。
「ぶり返す」の敬語表現
さらに丁寧なフレーズに「おいといください」があります。
「おいとい」で自分を愛して、大切に労わることをいいます。
「ご自愛ください」の類似表現になっていて、とても上品な敬語です。
「お身体おいといください」も同じように扱えるので、それぞれの表現を学んでおきましょう。
「ぶり返す」の返答や返信例
もし「体調に気を付けて」という労わりのメッセージだったら「お心遣いありがとうございます」とお答えします。
体調面を気遣ってくれる方に、お礼の言葉を述べていきましょう。
まとめ
「ぶり返す」をお伝えしました。
それぞれの敬語を学んで、コミュニケーションの達人を目指してください。