「この間はありがとう」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「この間はありがとう」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、ビジネスシーンでも使われることのある表現の「この間はありがとう」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「この間はありがとう」とは?意味

「この間はありがとう」は、「この前はありがとう」との意味で、少し前にあった事に対して感謝の気持ちを伝える慣用句です。

「この間」「この前」とほぼ同じ意味で、話し言葉でもビジネスメール等でも使われる表現です。

また「この間」の言葉は、話し言葉では「こないだは」と表現されることもあります。

「こないだ」の言葉を、自分の地域の方言だと思われている方もおられるでしょうが、これは「この間」「のあ」「な」に短縮されて発音されるようになったもので、方言ではなく全国どこでも話し言葉として使われています。

「この間は」は少し砕けた感じのする言葉で、また「ありがとう」も丁寧語ではありません。

従って、「この間はありがとう」は、友人や同期の人や目下の人に使うべき言葉となります。

使う相手を間違えぬように注意が必要です。

「この間はありがとう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

先に記載した通り、「この間はありがとう」は友人や同僚や目下の人に使うべき言葉で、目上の人には敬意を高めた表現に言い換えて使うべきです。

その際には、「この間は」はあらたまった表現の「先日は」とし、「ありがとう」「ありがとうございます」とし、「先日は、ありがとうございます」とするのが良いでしょう。

この部分だけで色々な敬意の高さに言い換えるのが難しいので、後は前後の言葉遣いで相手の方に応じた敬語表現を使い分けるべきと言えます。

次に、「この間」「先日」は、どの程度の期間に対して使えるかについて、説明しておきます。

「この間」「現在から過去のある時点までの間のこと」で、「先日」「現在より前の時点のこと」「この前」と同じ意味です。

厳密には、その言葉を使っている当日を含むか否かの違いがありますが、一般的には、同じ意味の言葉として使われています。

なお、過去の日としては、いつまでと言う定義はありませんが、短い場合は1~2週間前まで、長くて1か月前までの出来事に使われます。


「この間はありがとう」を使った例文

・『この間はありがとう。助けてもらったおかげで予定通り仕事を終えることが出来ました』
・『この間はありがとう。家族みんなで美味しく頂きました』

「この間はありがとう」の類語や言い換え

「この間」の類語としては、「この前」が挙げられ、少し改まった類語としては「先日」「先般」「先ごろ」「過日」等が挙げられます。

従って、「この間はありがとう」は、「この前はありがとう」「先日はありがとうございます」「先般はありがとうございます」「先ごろはありがとうございます」「過日はありがとうございます」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「この間はありがとう」は、「この前はありがとう」との意味で、少し前にあった事に対して感謝の気持ちを伝える慣用句です。

敬語表現ではありません。