商品や資料が届かないと、不安になるもの。
「手元に届いておりません」の正しい使い方を見ていきましょう。
「手元に届いておりません」とは?
この場合の「届いておりません」とは、こちらが発注した商品や資料が送られてこない状況を意味しています。
期日を過ぎてもいっこうに連絡がない時、相手先の企業に督促したい時に用いられています。
「手元に届いておりません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言い方は、怒りの感情を匂わせる表現です。
すでに多額のお金を納付しているにも関わらず、相手先の企業と連絡がとれない時、到着予定日を大幅に過ぎている時など、異を唱えても構わない場合に限定して用いていきましょう。
一方ですでに取引関係のある方に、この言葉のみを送ってしまうと横柄に感じられてしまうことも。
「行き違いでしたら誠に申し訳ございません」とひと言詫びてから、お伝えするようにしましょう。
「手元に届いておりません」を使った例文
・『お願いした資料が、まだ手元に届いておりません』
・『残念ながら、手元に届いておりません』
・『手元に届いておりませんので、大至急ご確認ください』
「手元に届いておりません」の類語や敬語での言いかえ
同じような言い方と、敬いの表現を見ていきましょう。
「手元に届いておりません」の類似表現
よく似た言い方に「弊社に届いておりません」もあります。
「手元」だと個人のやり取りに感じられますが「弊社」とすると、企業間の取引をあらわせます。
「弊社の〇〇支店に届いておりません」や「弊社の〇〇工場に届いておりません」のようにアレンジできます。
「手元に届いておりません」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「商品の到着を、確認できておりません」が挙げられます。
「確認」という表現にすると、フォーマルな言い方になります。
「行き違いでしたら誠に申し訳ございませんが、早急にご送付いただきたく存じます」として、再度の送付を依頼しておきましょう。
「手元に届いておりません」の返答や返信例
督促のメールが届いたら、すぐに状況を確認しておきましょう。
確認してからメールを送ると時間がかかりそうな場合は「〇〇様にはご不快な思いをさせ、誠に申し訳ございませんでした。
すぐに調査いたします。
状況が分かり次第お知らせいたしますので、恐縮ではございますが、少々お待ちください」とします。
トラブルが起きた時こそ、落ちついて対応しておきましょう。
まとめ
「手元に届いておりません」を解説しました。
同じような言い方を学んで、ビジネス会話に役立てていきましょう。