「懇意にしていただく」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「懇意にしていただく」とは?
これは、親しくしてもらう様子を言い表した言葉です。
「懇意」は「親しいこと」を意味します。
「懇」には「ねんごろ」という意味があり、親しい様子を言い表しているのです。
なお、「懇意にする」にすると、親しくする様子を表現できます。
そして「懇意にしてもらう」にすれば、そのような行為を受ける側から表現した言葉になるのです。
これを謙譲語にしたのが「懇意にしていただく」であり、相手に敬意を示すような形になっています。
これらのことから、この言葉が親しくしてもらう様子を言い表したものであると分かるのです。
「懇意にしていただく」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある顧客と親しくなったとします。
そして、最初の頃はここまで親しくなると思っていなかったと、相手に伝えることにしたのです。
このようなケースで、「最初の頃は、これほどまで懇意にしていただくとは思いませんでした」と伝えるとよいでしょう。
これにより、親しくしてもらうということを、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「懇意にしていただく」の表現方法に注意するべきです。
これは「懇意にしてくださる」で尊敬語になります。
また「親しくしていただく」なども類似表現になるのです。
「懇意にしていただく」を使った例文
例文のように、前後に適した言葉を付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『今後は、もっと懇意にしていただくつもりです』
・『もう少しだけでも、懇意にしていただくとよいのですが』
・『よい機会ですから、懇意にしていただくとよいでしょう』
「懇意にしていただく」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「懇意にしていただく」の類似表現
たとえば、「親しくしていただく」が類似表現になります。
「懇意にする」と「親しくする」は、同じような意味で使えるのです。
「懇意にしていただく」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「懇意にしてくださる」に言い換えできます。
なお、この場合は謙譲語の表現から尊敬語の表現に変化するので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように、親しくしてもらう様子を言い表す場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。