「誠に恐れ入りますが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「誠に恐れ入りますが」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「誠に恐れ入りますが」について解説をします。

「誠に恐れ入りますが」とは?意味

「すまない」という気持ちを表す言葉です。

「誠に」は本当にという意味で、程度のはなはだしいさまを表します。

「誠に美しい」のような使い方をします。

「恐れ入り」「恐れ入る」のことで、相手に迷惑をかけたり、失礼をしたりすることへ、すまないと思うことです。

また、頼み事をしたり尋ねたりするときにあいさつの言葉としても使われます。

「ます」は敬意を表す語です。

「誠に恐れ入りますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、頼み事をする際に用います。

申し込み用紙に記入をしてもらう場面で説明をします。

ある人が申し込み用紙に必要事項を記入し、受付窓口にやってきました。

受付担当者は、その申し込み用紙を受け取って、書かれている内容を確認します。

確認したところ、一つ記入漏れがありました。

これでは申し込みをすることはできません。

申し込みをするためには、この部分を相手に書いてもらう必要があります。

そこで、この言葉を使ってお願いをします。

後には「お願いします」の意の言葉を続けます。

「ご記入ください」のような表現で書くように求めることができますが、このような言い方では相手を不快にさせる可能性があります。

この言葉を添えると相手への気遣いを示すことができます。

気遣いを示す一言があるだけで、相手を不快にさせにくくなります。

この言葉が丁寧なので、後に続く言葉も丁寧にします。

気遣いを示す言葉を使っていても、後に述べる事柄の言葉遣いが丁寧でないと失礼になります。


「誠に恐れ入りますが」を使った例文

・『誠に恐れ入りますが、○○時以降は受付終了とさせていただいております』

「誠に恐れ入りますが」の返答や返信例

この後に何が伝えられるかによって返答の内容が変わります。

飲食店で先に支払いを済ませるように求められたなら、飲食をする前に支払いをしましょう。

それが決まりなので守らなければなりません。

静かにするように求められているなら、大きな音を出さないようにしましょう。

他の人たちの迷惑になります。

このときは謝罪をすることが望ましいです。

しばらく待つように求められたなら、待っていましょう。

まとめ

この言葉は、頼み事をする際に用いるものです。

こういった一言があることで、相手に気遣いを示すことができ、また柔らかく伝えることができます。