「涼風の候」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「涼風の候」とは?
これは、8月下旬から9月上旬に使用できる時候の挨拶です。
時候の挨拶は、季語を用いた定型句になっています。
ここでは「涼風」が季語であり、8月下旬から9月上旬を示す意味を持っているのです。
なお、こでは夏から秋に移り変わる季節を示します。
夏のピークを越えて風が徐々に涼しくなっていく様子を「涼風」という季語で言い表しているのです。
なお、「〜の候」を加えることで、手紙などの冒頭で使えるような挨拶文になります。
つまり、季節を感じるようなフレーズで、手紙を書き出す事ができるのです。
これらのことから、この言葉が8月下旬から9月上旬に使用できる時候の挨拶であると分かるのです。
「涼風の候」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある人物に手紙を書こうと考えたとします。
そして冒頭では、最近涼しくなってきた気候の様子に、触れることにしたのです。
このような状況で、「涼風の候、いかがお過ごしでしょうか」と言うとよいでしょう。
これによって、季節の様子に触れながら、上手に手紙を書き始める事ができるのです。
この言葉を使うときは、「涼風の候」の表現方法に注意するべきです。
これは「涼風の砌」などに置き換えて使用できます。
また、「涼風の候ですが」のように、丁寧語を組み合わせる使い方あもできるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶようにするとよいでしょう。
「涼風の候」を使った例文
ここではいくつかの例文を挙げています。
このように、前段の内容に合わせて、一般的な挨拶文などを続けるようにするとよいでしょう。
・『涼風の候、いかがお過ごしでしょうか』
・『涼風の候、お変わりはございませんか』
・『涼風の候、皆様お元気でしょうか』
「涼風の候」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「涼風の候」の類似表現
これの類似表現として、「涼風の砌」が挙げられます。
「〜の候」と「〜の砌」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
他にも、「〜の頃」なども類似の表現と言えるでしょう。
「涼風の候」の敬語表現
この言葉を敬語表現にすると、たとえば「涼風の候ではございますが」に言い換える事が可能です。
この場合は、丁寧語を用いた表現に変化しているのです。
まとめ
このように、8月下旬から9月上旬に使用できる時候の挨拶として、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
