この記事では「二度とこのような」について解説をします。
「二度とこのような」とは?意味
同じような状況がふたたび起こらないように、という意味です。
「二度と」には、同じような状況がふたたび起こるとは考えられないさま、という意味があります。
後に打消しの語をともなって使用をします。
「二度」は、ふたたびという意味です。
「このよう」は、こんなふう、こんな、という意味があります。
「この」は、話し手に近い人や物、話し手が当面している事柄や場面を指します。
「二度とこのような」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、少し前にあった何かと同じような状況にならないようにする必要がある場面で使用をします。
たとえば、A社がB社に商品を納入するとします。
期限が決められていたのですが、実際に納入をしたのはその期限を1週間も過ぎてからでした。
納入が遅れたことで、B社は不都合を受けました。
B社としては、これと同じことをもう一度起こさないで欲しいと思っています。
そこで、B社の方からA社を注意するためにこの言葉を使用します。
この例の場合だと、同じ状況を起こして欲しくない立場の人、不都合を受けた側がこの言葉を使用していますが、不都合を起こした立場の人がこの言葉を使用することもあります。
先の例の場合だと、A社が「このようなことはもう起こさない」という意味で使用をするのです。
「二度と」は、後に打消しの語をともなって使用をします。
そのため、この後には「起こさないよう」のような言葉が続きます。
同じことを繰り返さないためには、具体的な対策を考えなければなりません。
どういった行動をしたらよいのか考えましょう。
「二度とこのような」を使った例文
・『二度とこのような起こさないよう、対策をしてまいります』
「二度とこのような」の返答や返信例
どのような立場の人がこの言葉を使っているかによって、返す言葉が変わります。
不都合を受けた人が「同じことを起こさないでください」とこの言葉を使用しているなら、「気をつけます」の意を伝えます。
同じことが起こらないようにどういった行動をするのか、具体的なことも伝えましょう。
そして、不都合を与えてしまったことへ謝罪をするのも忘れないでください。
不都合を与えた人が「同じことが起こらないように気をつけます」とこの言葉を使用しているなら、「気をつけてください」の意を伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、同じような状況が起こって欲しくない場面で使用をします。
不都合な事態を発生させてしまった人も、不都合を受けた人も、この言葉を使うことができます。
後には打消しの語を続けましょう。