みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「連日厳しい暑さが続いておりますが」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「連日厳しい暑さが続いておりますが」とは?
「連日」は「れんじつ」と読み、「何日も続いて」という意味合いの言葉です。
「厳しい暑さが続いておりますが」という言葉から、季節的に夏を予感させます。
「厳しい暑さ」となれば、夏日は25℃以上、真夏日は30℃以上、猛暑日は35℃以上が挙げられます。
こういった厳しい暑さが続くのは、梅雨明けの7月中旬あたりから9月上旬あたりといえるでしょう。
もちろん、地域によって差はあるものです。
これらから、「連日厳しい暑さが続いておりますが」とは、夏の季節感と厳しい暑さを表現した言葉であると分かります。
「連日厳しい暑さが続いておりますが」の使い方や注意点
「連日厳しい暑さが続いておりますが」は、いま身の回りに起こっている状況を言い表した言葉で、ビジネス文書やメールにおける「時節の候」と呼ばれる挨拶の手法になります。
時節の候には漢語調と口語調があり、その時々の季節感や気候の様子を表します。
「連日厳しい暑さが続いておりますが」は、会話調の話し言葉であることから口語調であることが分かります。
一方の漢語調としては、「猛暑の候」といった表現となります。
こういった時節の候を用いる場合には、その後に相手を思いやる言葉を続けるのが一般的な表現になります。
例えば、「連日厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか」といった使い方があります。
注意点としては、「連日厳しい暑さが続いておりますが、本日の会議へのご参加よろしくお願いします」のようには使わないことです。
つまり、文書やメールの冒頭の挨拶の手法として時節の候を用いた場合に、「連日厳しい暑さが続いておりますが」といった言葉で切り出すわけです。
また、相手への挨拶であることから、相手の身の周りの状況となるように、言葉を選ぶ必要があることを覚えておきましょう。
「連日厳しい暑さが続いておりますが」の言い換え
・『日々猛暑が続いておりますが』
・『暑さが毎日続いておりますが』
・『暑さが日々厳しくなっておりますが』
・『暑さが日々猛威を振るっておりますが』
・『炎天下が続いておりますが』
・『夏本番を迎え、暑さが厳しくなっておりますが』
・『猛暑日が続いておりますが』
口語調の「時節の候」の言い換えです。
相手の身のまわりの状況を想定し、相手を思いやる表現となるように工夫できると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「連日厳しい暑さが続いておりますが」は、口語調の「時節の候」といえます。
ビジネス文書やメールにおいて、フォーマルな表現が必要な場面で活用できるよう、理解を深めておきましょう。