「承知しております」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語の言い替え・英語」を分かりやすく解説していきます。
「承知しております」とは?
「承知しております」とは、「知っていること・承っていること(うけたまわっていること)」を意味しているビジネス用語です。
「承知」は「分かること・知っていること・相手の要望などを受け入れること」の意味を持っている名詞です。
「しております」は「しているの謙譲語+丁寧語」の敬語表現です。
「承知しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「承知しております」のビジネスでの使い方は、「仕事に関する特定の事情や情報について知っている場合」に使うという使い方になります。
特に「事前の段階でその情報について知っている」という意味のニュアンスで使われることが多くなっています。
自らの行為をへりくだる謙譲語なので、「目上の相手」に対して使うことができます。
使うときの注意点は、「その物事・事情について前もって知っている場合にしか使えない」ということです。
「承知しております」を使った例文
・『先日話題にされていた新しいビジネスの業務提携については承知しております』
・『先生がご病気されてしばらくお仕事ができない状況であることは承知しております』
・『御社の事情は承知しておりますので、製品の納期が遅れる場合にはご連絡をいただければ大丈夫です』
「承知しております」の敬語での言いかえ
「承知しております」の敬語での言いかえを紹介します。
「承知しております」の敬語表現
・『承知いたしております』
・『知っております』
・『了承しております』
・『分かっております』
・『承っております』
・『存じ上げております』
「承知しております」を異なる敬語表現で言い換える場合には、「承知いたしております」の謙譲語にするとよりかしこまった丁寧なニュアンスになります。
日常的に使われる言葉でシンプルに言い換えたいときには、「分かっております」や「知っております」といった謙譲語の言い回しを使うと良いでしょう。
「承知」には「相手の要件や事情を承っている」の謙譲語の意味があるので、「承っております」や「了承しております」といった謙譲語の敬語でも言い換えることができます。
「承知しております」の英語表現
・『I know〜』
・『I understand〜』
・『I agree』
・『be aware of〜』
承知しております」を英語で表現する場合、「分かっていること・知っていること」を意味する“I know〜”や“I understand〜”を使用して表すことができます。
「〜に気づいている・〜に分かっている」といった意味のニュアンスで、“be aware of〜”のイディオムを使用することもできます。
「同意する・賛成する」の意味を持っている“agree”を使った“I agree”にも、「承知しております」の意味合いがあります。
まとめ
「承知しております」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「承知しております」の意味・使い方・例文・類語・英語を調べたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。