「以上でございます」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「以上でございます」とは?
このフレーズは、これにて話は終わりですといった意味です。
「以上」とは通常、ある基準の数値を含んだ数値よりも上であること、あるいはそれより前であることの意を表わします。
また、数値ではなく、「話は以上です」といった場合は、「これで話は終わりです」という意味になるのです。
なお、以上に似た言葉に「未満」「以下」があります。
これらは基準の数値よりも下を指す言葉ですが、未満は基準を含まず、以下は基準も含まみます。
ちなみに基準を含まずに基準よりも数値が上である場合は「〜より上」「〜を越える」といった言い方をします。
よって、このフレーズの「以上」はこのフレーズの直前までに述べた範囲が該当するという意味です。
また、「ございます」は「ある」の丁寧語になります。
「ある」はそのような事態・状態であることの意です。
「以上でございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは通常、報告する際に用いる言いまわしです。
会議などで報告事項の話をしたときに、報告が終わった直後にこのフレーズを付け加えることで報告が終わったと認識させるために使用します。
そうでないと、聞いている方はどこまでが報告事項なのか分からないためです。
報告事項の発表のあとの段取りにもよりますが、たとえば報告事項発表のあとに質疑応答の時間を取っているならば、質疑応答に進むべきです。
しかし、報告事項が終わったことを知らせるきっかけがないと、議長や司会者も前に進めません。
このような事態にならないように、このフレーズを使用することで、報告が終わったことをみんなに伝えます。
ただし、このフレーズだけでは言葉が足りないので、このフレーズの前に「報告は」といった言葉を添えます。
なお、「ございます」は「ある」の丁寧語ですが、「以上であります」という表現はふざけた態度に受け取られるおそれがありますので使用しないようにしましょう。
「以上でございます」を使った例文
・『報告は以上でございます』
「以上でございます」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『これで終わります』
・『以上となります』
上記の言いまわしの場合も、報告が終了した場合なら「これで報告を終わります」「報告は以上です」といった具合に「報告」という言葉を添えましょう。
まとめ
このフレーズは報告をした際の終わりに、報告が終わりであることを告げるために用いることが多くあります。
話が終わったときに何も告げないと相手も不審に感じますので、このフレーズを使って終わりを告げましょう。