みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「設定させていただけますと幸いです」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「設定させていただけますと幸いです」とは?
「設定」にはいくつもの意味合いがあり、パソコンや機械の操作、目標やスケジュール決め、物語の背景やキャラクターなど様々です。
ビジネスシーンで「設定させていただけますと幸いです」に使われる「設定」は、主に「目標やスケジュール」を指しています。
「させていただけますと」は、「させてくれれば」をへりくだった言い方にしたもので、こちらの行動について相手に許可を得る際に使う表現です。
「幸いです」は、「良いです」や「嬉しいです」と言った意味があります。
つまり、「設定させていただけますと幸いです」とは、期日やスケジュールについてこちら側で決めても良いか、相手に伺いを立てているフレーズになります。
「設定させていただけますと幸いです」の使い方や注意点
例えば、工事の費用やスケジュールについて大まかな決め事をする際に「設定させていただけますと幸いです」を使うことが出来ます。
「設定します」と言い切ると、相手の意見や考えを一切反映しない設定と受け取られる恐れがあるため、「設定させていただけますと」と伺う表現にしていると言えます。
「幸いです」の使い方としては、文語体の表現であることから、ビジネス文書やメールで伝えた場面となっています。
相手に直接伺う場合は、口語体の表現として「設定させていただいてもよろしいでしょうか」とすると良いでしょう。
また、「設定」は英語で「セッティング」と表現することもでき、会合やミーティングのスケジュールを決めることを「セッティングする」とも言います。
「設定させていただけますと幸いです」の言い換え
・『見積もりをさせていただけますと幸いです』
・『見積もりをご案内させていただきます』
・『見積もりをご提示させていただきます』
・『セッティング案をご提示させていただきます』
・『セッティングさせていただいてもよろしいでしょうか』
・『セッティングいたします』
・『設定しておきますがいかがでしょうか』
・『設定しておいてもよろしいでしょうか』
「見積もり」は、物事の量や質、費用やスケジュールなどの概算を指す言葉で、ビジネスシーンでは頻繁に使われています。
大まかに予想する、大まかに決めておく、大まかに設定しておくといったニュアンスがあります。
まとめ
いかがでしたか。
「設定させていただけますと幸いです」は、相手との決め事をこちらに任せてほしい場面で使う言葉であると分かります。
設定した内容については、一度相手に伺いを立て、許可を得た時点で実行に移していく流れになるでしょう。