この記事では「お時間を要してしまい」について解説をします。
「お時間を要してしまい」とは?意味
時間を必要としてしまい、時間を使ってしまい、という意味です。
「お時間」は時間を相手を敬う言い方にしたものです。
名詞に「お」をつけると、その所有者に尊敬の意を表す言い方になります。
「要し」は「要する」のことで、必要とするという意味です。
「しまい」は「しまう」のことで、そのつもりでないのに、ある事柄が実際になる意を表します。
「電車に遅れてしまう」のような使い方をします。
「お時間を要してしまい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かをするのに時間がかかってしまったときに用います。
たとえば、A社の人とB社の人が話し合いをしているとします。
この話し合いはA社の方からお願いをして実現しました。
1時間ほどで終わるはずだったのですが、話し合いをはじめてから1時間30分後に終わりました。
思っていた以上に時間を必要としてしまったのです。
B社の人は1時間ほどで話し合いは終わると思って、この話し合いを行っています。
1時間ほどで終わると思って、その後の予定を考えています。
思っていた以上に時間がかかると相手の時間を奪うことになり、またその後の予定に影響を与えてしまい、迷惑をかけます。
迷惑をかけたかもしれないと思ったときには、謝罪をするのが望ましいです。
謝罪をする際にこの言葉の後に「申し訳ありません」など続けて、こういった言葉を用います。
この例の場合だとA社の人が使用をします。
予定していたよりも10分ほど時間がかかっただけでも不都合が生じることがあるので、わずかであっても時間を必要としたときには、謝罪をした方がよいでしょう。
「お時間を要してしまい」を使った例文
・『お時間を要してしまい、申し訳ありませんでした』
「お時間を要してしまい」の返答や返信例
この後に謝罪の言葉が続くはずです。
相手が謝っているなら、許しを与えるとよいでしょう。
悪気があって時間を使ってしまったのではありません。
何かをするのに時間がかかってしまうことはあるので、仕方がないでしょう。
時間がかかったことでこの後の予定に影響がでて、不快に思うこともあるかもしれません。
しかし、その不快感を相手に伝えても時間は戻ってきません。
不快であると伝えるよりも、この後どうしたらよいかを考えた方が建設的です。
まとめ
この言葉は、時間を必要として相手に迷惑をかけたときに、謝罪の言葉とともに使用をします。
相手の時間を奪ってしまい、その後の予定に影響を与える場合もあります。
わざとではなくても時間がかかってしまったときは、謝罪をするのが望ましいです。