「少々お待ちいただけますと幸いです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「少々お待ちいただけますと幸いです」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「少々お待ちいただけますと幸いです」について解説をします。

「少々お待ちいただけますと幸いです」とは?意味

少しの時間待ってもらえるとありがたい、という意味です。

「少々」には、ほんのしばらくという意味があります。

あまり時間がかからないさまを表すときに用います。

「お待ち」「待つ」の連用形の「待ち」「お」をつけています。

動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「いただく」を続けた形で、相手にある事柄をしてもらうことをへりくだっていう意になります。

「幸いです」は、相手に何かをしてもらいたいときに用いる言葉です。

「少々お待ちいただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手にしばらくの間待って欲しいときに用います。

「〜いただけますと幸いです」という形で「そうして欲しい」と伝えています。

このような言い方だと柔らかく伝えられます。

また、「〜いただけますか」と問いかけの形にすることでも、柔らかな印象になります。

しかし、「それをして欲しいけれど、それをしなくてもよい」という意味に受け取られる可能性があります。

それをしなければならないときには、「〜ください」という言い方をした方がよいでしょう。

「少々」は、ほんのわずかな時間を指して用います。

わずかな時間といっても人によってどれくらいと考えるのか異なり、3分程度と思う人も入れば、10分程度と思う人もいます。

話し手と聞き手で考えている時間に食い違いが生まれてしまうと、「思っていたよりも待たされた」と聞き手が感じてしまうことがあります。

こういったことを防ぐために、どれくらいの時間がかかるのかわかるときは、具体的に○分と伝えた方がよいでしょう。


「少々お待ちいただけますと幸いです」を使った例文

・『○○ができるまで少々お待ちいただけますと幸いです』

「少々お待ちいただけますと幸いです」の返答や返信例

この場合は待つ必要があるので、「わかりました」の意を伝えます。

どれくらい時間がかかるのかこの言葉だけではわかりません。

用事があるなどであまり待てないときや、どれくらいの時間がかかるのか気になるときには、具体的に何分かかるのか尋ねてみるとよいでしょう。

何分かかるのか相手もわからないときもありますが、おおよその時間を伝えてくれます。

1時間以上待つということはないはずです。

まとめ

この言葉は、聞き手に少しの時間待って欲しいと伝えるものです。

何かをするためにしばらく時間がかかるときには、そのことを伝えておくことが大切です。

時間がかかるとあらかじめわかっていれば、安心して待っていられやすくなります。