「初春の候」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「初春の候」とは?
「初春の候」は、1月上旬に使用できる時候の挨拶です。
「初春」は、4月頃の「春」ではありません。
これは「新春」と同様に、「新年」を意味する言葉になっているのです。
つまり、この季語を使用できる時期は1月上旬となります。
これを「〜の候」と組み合わせることで、1月上旬に使用できる時候の挨拶になるのです。
なお、時候の挨拶は手紙などの冒頭で使用します。
通常の挨拶文と組み合わせることで、季節感のある挨拶文で手紙を書き出す事ができるのです。
これらのことから、「初春の候」が、1月上旬に使用できる時候の挨拶であると分かるのです。
「初春の候」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「初春の候」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある取引先にメールを書く事にしたとします。
そして冒頭に、季節感のある挨拶を書こうと考えたのでした。
このような場合には、「初春の候、お変わりはございませんか」と述べるとよいでしょう。
これにより、季節の様子に触れながら、上手にメールを書き出す事ができるのです。
この言葉を使用する際には、「初春の候」の使い方に注意しましょう。
これは「新春の候」などの別な季語に置き換えても成立します。
また、「初春の頃」や「初春の砌」などに置き換える方法もあるのです。
このように、同じような意味でも複数の表現手段が存在します。
実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「初春の候」を使った例文
「初春の候」を使った例文を挙げます。
例文のように、通常の挨拶文を組み合わせると、自然な使い方ができるようになるのです。
・『初春の候、いかがお過ごしでしょうか』
・『初春の候、お変わりはございませんか』
・『初春の候、皆様お元気でしょうか』
「初春の候」の類語と敬語での言いかえ
「初春の候」の類語と敬語を解説していきます。
「初春の候」の類似表現
「初春の候」の類似表現には、「初春の砌」があります。
「〜の候」と「〜の砌」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「初春の候」の敬語表現
「初春の候」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「初春の候ではございますが」に言いかえできます。
なお、この場合には「ございます」という丁寧語を用いた敬語表現の形にできるのです。
まとめ
このように「初春の候」は、1月上旬に使用できる時候の挨拶だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。