この記事では「最後になりましたが」について解説をします。
「最後になりましたが」とは?意味
終わりになったけれど、といった意味です。
「最後」には、物事の一番後、もっとも後ろという意味があります。
「~が最後」のような使い方をすると、それっきりという意味になります。
「なりました」は、ある状態に変わったという意味です。
「なる」「ます」「た」をつなげています。
「なる」は実現する、今までと違った状態に変わるという意味です。
「ます」は敬意を表し、「た」は過去や完了の意を表します。
「が」は、前に述べた事柄と後に述べる事柄が反対の意のときに使用をします。
また、たんに後に言葉を続けると気にも使われます。
「最後になりましたが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、手紙の中でやあいさつで使われます。
「最後に」なので、この言葉は手紙では最後の方で、あいさつでも最後の方で使用をします。
手紙は前文・主文・末文・後付けの4つのブロックで構成されています。
この言葉は末文で使用をするものです。
末文には、相手の健康を願う言葉や、手紙のまとめとなる言葉、頭語に呼応する結語を書きます。
最後のまとめとなる言葉を書く部分で、その部分でこの言葉で手紙をまとめることができます。
スピーチやあいさつでも、最後のまとめとしてこの言葉を使用します。
「なりましたが」の後には言葉を続けます。
続ける言葉はさまざまで、たとえばこれまでお世話になった人へのお礼を伝える、これからもよろしくという意を伝える、などします。
この後に悪い報告をすることはありません。
この言葉の後に、まだまだ話を続けることもしないです。
長く話しが続くようでは、最後になっていません。
「最後になりましたが」を使った例文
・『最後になりましたが、関係者の方々に大変お世話になったことにお礼申し上げます』
・『最後になりましたが、○○さん、○○さん、どうもありがとうございました』
「最後になりましたが」の返答や返信例
多くの人の前であいさつをしており、その最後の言葉として使われることがあります。
多くの人に対して述べているなら、返答はする必要はありません。
手紙をもらったときは、手紙の中でもっとも伝えたい事柄に対して返事を書きます。
この言葉自体に返答をするのではありません。
自分が出す手紙でも、末文の部分で相手への気遣いを示すようにします。
どうしても手紙を出せないときには、メールでもよいので返事を出すとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、手紙やあいさつの最後に使用をします。
この後にまだまだ話を続けることはありません。
「なりましたが」の後には、お礼の言葉やよろしくの意などを続けて使います。