この記事では「ご健勝とご多幸を願って」について解説をします。
「ご健勝とご多幸を願って」とは?意味
健康で元気に過ごし、幸せが多いことを祈っています、といった意味です。
相手への気遣いを示す言葉です。
「ご健勝」には、健康で元気なことという意味があります。
「ご」をつけることで、相手に対して敬意を表す言い方にしています。
「ご多幸」には、とても幸せなことという意味があります。
これも「ご」をつけることで、相手に対して敬意を表す言い方にしています。
「願っ」は、ある事柄が実現することを祈るという意味です。
「ご健勝とご多幸を願って」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、手紙の中で使われることが多いです。
改まった手紙は4つのブロックで構成されます。
1つめは前文です。
この部分には、拝啓などの頭語と、今の季節の感じを伝える時候の言葉、相手を気遣う言葉などを書きます。
2つめは主文で、ここには手紙の目的や用件を書きます。
3つめは末文です。
相手の健康を願う言葉や手紙のまとめとなる内容と、結語を書く部分です。
4つめは後付で、ここには書いた日付、差出人、宛名を書きます。
この言葉は、末文の部分で相手を気遣う言葉として使用をします。
手紙を受け取る人の健康と幸せを祈る言葉です。
メールでも使われる言葉です。
メールの場合も最後の方で使用をします。
「願って」で言葉を切るのではなく、この後に何かしら言葉を続けます。
「願って」で言葉を切ってしまうと、言いたいことはある程度わかりますが、中途半端な印象になってしまいます。
「願って」の部分は「お祈り申し上げます」とすることもあります。
対面では、あまり使いません。
「健勝」は「ご」をつけて、手紙の中で使うことの多い言葉です。
「ご健勝とご多幸を願って」を使った例文
・『ご健勝とご多幸を願っております』
「ご健勝とご多幸を願って」の返答や返信例
こちらからも手紙を出します。
本文に書かれている、手紙の目的や用件に対して返事を書きましょう。
この言葉自体に返答をする必要はありません。
こちらから出す手紙でも、最初にあいさつをし、最後には相手を気遣う言葉を書くようにします。
こちらが出した手紙への返事をもらった場合は、手紙を返さないことがあります。
もらった手紙に書かれている内容によって、返事を出す必要があるのか、出さなくてもよいのか変わってきます。
まとめ
この言葉は、主に手紙の中で使用をします。
相手の健康と幸せを願う言葉です。
改まった手紙には形式があり、それに従って書くと丁寧な印象になります。
最後の気遣いを示す言葉は他にもあるので、手紙の内容にあわせて考えてみてください。