「進展いたしました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「進展いたしました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「進展いたしました」について解説をします。

「進展いたしました」とは?意味

物事が進んで新たな状態になった、という意味です。

「進展」には、物事が進んで新たな局面になることという意味があります。

物事が変化をして、新しい状況や状態になることをいいます。

「いたし」「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。

「する」には、動作や行為を行う、ある状態になるという意味があります。

「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。

これから進展するのではなく、すでに変わっているということです。

「進展いたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、物事が変わって新しい状態になったときに使用をします。

報告をする際に使うことが多いです。

たとえば、A社がB社と契約をしたいと考えているとします。

そのための話し合いをしているのですが、なかなか話が進みません。

A社は契約をしたいと思っているのですが、B社は「はい」といってくれないのです。

そのような状態が長く続いていましたが、話し合いを続けた結果、やっと契約を結んでくれることになりました。

物事が進み、新たな状態になったのです。

このような、物事が進んで新しい局面を迎えたときに、報告の際にこのような言葉を使用します。

「いたしました」が敬意を表す言い方なので、目上の人に対して述べても失礼にはなりません。

「進展」は敬意を表す言い方にする必要はありません。

漢語に「ご」をつけると、相手に敬意を表す言い方になります。

「ご」は、相手の持ち物や行為を表す語について、その人に尊敬の意を表したり、相手に対する行為を表す語について、その行為が及ぶ相手を敬ったりします。

この場合は、相手に及ぶ行為でも相手の行為でもないので、「ご進展」とはしません。


「進展いたしました」を使った例文

・『やっと進展いたしました』

「進展いたしました」の返答や返信例

何が進展したのかによって、返す言葉が変わってきます。

望ましい結果になったのなら、喜びを示してもよいでしょう。

部下の働きによって物事が望ましい方向に進展したなら、その部下の働きを認めてあげるとよいかもしれません。

働きを認めることで、部下のやる気が高まることが期待できます。

物事が変わったので、指示を出さなければならないこともあります。

その場合は、状況を判断して、適切な指示を出しましょう。

まとめ

この言葉は、物事が進んで状態が変わったことを報告する際に使用をします。

そのときどきの状態にあわせて適切な行動をするためには、報告をすることが大切です。

物事が変わったときには報告をしましょう。