この記事では「精進したいと思います」について解説をします。
「精進したいと思います」とは?意味
ある事柄に励みたいと考えています、という意味です。
「精進」には、一つのことに集中をして力を尽くすことという意味があります。
その他にも、肉食を断って菜食をすること、仏道の修行に励むこと、一定の期間行動を慎んで身を清めることという意味もありますが、この場合はこれらの意味ではありません。
「したい」の「たい」は、話し手の希望を表す語です。
「食べたい」のような使い方をします。
「思います」は、ある事柄についてのこのように考えていますという意味です。
何かを思っているのは話し手です。
「ます」は敬意を表す語です。
「精進したいと思います」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、新入社員があいさつをするとき、新年のあいさつのとき、昇進したときなどに使用をします。
部署によっては、新入社員がその部署の人たちの前に立ち、あいさつをすることがあります。
新入社員はこれからの仕事に希望を持っており、頑張って行こうという気持ちを持っていることでしょう。
その頑張ろうという気持ちを、このような言葉で表現することができます。
新年のあいさつで使用する場合は、下の立場の者から上の立場の者に対して述べます。
その逆はありません。
今年も仕事に励みますといった意見合いになります。
昇進をしたら、これまで以上に仕事に励んで行こうと思うことでしょう。
今まで以上に頑張り、周囲の期待に応えたいところです。
その励んで行こうという気持ちを、このような言葉で表現することができます。
「思います」は、そのように考えているという意味合いで、それをやりますと宣言しているわけではありません。
そのため、強い意志を感じられないことがあります。
意志をはっきりと示すなら、「精進してまいります」とするとよいでしょう。
「精進したいと思います」を使った例文
・『より一層精進したいと思います』
「精進したいと思います」の返答や返信例
励んでいこうという気持ちを示しているので、その気持ちを応援してあげるとよいでしょう。
しかし「頑張ってください」では幼稚な印象を与えてしまうので、他の言葉で伝えることが望ましいです。
応援の言葉には「期待しています」などがあります。
異動する人に対してなら、その人との具体的なエピソードを伝えてもよいでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手の励もうという気持ちを表すものです。
新入社員があいさつをするときや、新年のあいさつをするときなどに用いられます。
励もうという気持ちを言葉で表したのなら、実際に動いて行動でも示しましょう。