みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「核心をついた助言恐れ入ります」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「核心をついた助言恐れ入ります」とは?
「核心」は「かくしん」と読みます。
物事の中心となる部分、最も重要となる部分といったことを指し示す時に使われる言葉です。
「核心をついた」という表現は、「物事の中心を突いた」と捉えることが出来ます。
「助言」は「助ける」+「言葉」という意味合いがあり、「意見、アドバイス」というニュアンスの言葉です。
「恐れ入ります」は、相手に対して「恐れおののく」ことを「ですます調」の丁寧語で言い表した言葉です。
また、自分をへりくだり「頭が上がりません」といったニュアンスで、相手を敬う表現として用いることが出来る言葉です。
つまり、「核心をついた助言恐れ入ります」とは、物事の重要な部分についての意見やアドバイスを相手から受けたことに対して、「頭が上がりません」といった気持ちを、相手を敬う言い方で表現した言葉です。
「核心をついた助言恐れ入ります」の使い方や注意点
ビジネスシーンにおいて、目上の相手から意見やアドバイスをもらえた場面で使う言葉が「核心をついた助言恐れ入ります」です。
「恐れ入ります」には、「恐れおののく」といった表面的な意味合いがありますが、言葉の“裏側”には「自分の取った言動について申し訳ないと思う気持ち」というニュアンスがあります。
ですから、「お詫び」またシチュエーションによっては「感謝」という意味合いを含めることが出来ます。
この言葉を使う上での注意点としては、「謙遜し過ぎて嫌味な表現」になってしまう可能性があることです。
相手の立場や状況を踏まえて言葉を使うタイミングに気を配りたいところです。
「核心をついた助言恐れ入ります」の言い換え
・『核心をついたご意見恐れ入ります』
・『核心をついたアドバイスありがとうございます』
・『的を得たご意見ありがとうございます』
・『的を得たアドバイス感謝します』
・『ごもっともなご意見です』
物事の重要な部分、本質をとらえた意見やアドバイスを受けた場面で、言い換えることが出来る表現です。
ビジネスシーンでは、目上の相手に意見を求める場面は多いものです。
相手から受けた助言に対して、さりげない気配りの一言を伝えることが出来ると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「核心をついた助言恐れ入ります」は、目上の相手から「物事の重要な部分を理解するための手助け」を受けた場面で使うことが出来る言葉です。
「恐れ入ります」の表現が謙遜し過ぎないよう、表現の工夫が出来ると良いでしょう。