「ご所望の品をお伝えください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご所望の品をお伝えください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご所望の品をお伝えください」について解説をします。

「ご所望の品をお伝えください」とは?意味

欲しい品物をいってください、という意味です。

相手の欲しいものを尋ねる言葉です。

「ご所望」「所望」「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしています。

「所望」には、ある物が欲しいと望むこと、ある事をして欲しいと望むことという意味があります。

「ご」は、他人の行為や持ち物を表す語について、その人に対する尊敬の意を表すものです。

何かを欲しい、何かをして欲しいと望む人、この場合は聞き手に対して敬意を表しています。

「お伝え」「伝える」「お」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。

「伝える」には、言葉や文章などで知らせるという意味があります。

「ください」は、「お」をともなう動詞の連用形について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。

「伝え」「伝える」の連用形です。

「ご所望の品をお伝えください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手が望む物を尋ねるときに使用をします。

「ください」を使った表現は、命令をしているように感じられ、人によっては不快に感じます。

そのため、「ご所望の品はございますか」「ご所望の品を伺ってもよろしいですか」など、別の表現をすることが望ましいです。

問いかけの形にすると、柔らかく伝えることができます。

客が何かを探しているようで、その品を探す手伝いを店員が行うときであれば、「何かお探しですか」などの伝え方をすることもできます。

相手が欲しいものは何かを尋ねたのならば、その品物を渡しましょう。

欲しいものを尋ねられた側は、それをくれるのだろうと期待をします。

聞くだけで何も渡さないと、相手をがっかりさせます。


「ご所望の品をお伝えください」を使った例文

・『ご所望の品をお伝えください。在庫があるか確認をいたします』

「ご所望の品をお伝えください」の返答や返信例

こちらが欲しいものは何かを聞きたいようなので、欲しいものを伝えましょう。

店で何かを探しているときならば、伝えた品物を持ってきてくれるはずです。

欲しいものを持ってきてくれたときには、お礼を伝えます。

こういったことを尋ねてきているということは、相手はこちらの力になりたいと思っているということです。

そのため、欲しいものを伝えることを遠慮する必要はありません。

まとめ

この言葉は、相手が欲しいと思っているものは何かを尋ねる際に使用をします。

欲しいものを知って、それを渡すときに使うことが多いです。

聞くだけ聞いて何も渡さないと、相手を失望させることになるので、その点に配慮をしてください。