この記事では「業務に励んでください」について解説をします。
「業務に励んでください」とは?意味
仕事に精を出してくださいという意味です。
「業務」は、職業や事業など継続して行う仕事のことです。
継続をして行うことでも、家事や育児など生活上の行為は含みません。
書類に関する仕事の場合は「事務」ということが一般的です。
こまごまとした仕事のことは「雑務」といいます。
「励ん」は「励む」のことで、気力を盛んにして物事を行う、精を出すという意味です。
「練習に励む」のような使い方をします。
「ください」は「くださる」の命令形で、「くれ」の尊敬語です。
相手に何かを求める意を表します。
「業務に励んでください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、まじめに仕事をしていない人に対して述べることが多いです。
まじめに仕事に取り組んでいるのであれば、わざわざ「励んでください」という必要はありません。
すでに仕事に対して精を出しているので、「励んでください」と伝える必要はないのです。
つまり、この言葉は、まじめに仕事に取り組んでいない人に対して述べるものであるということです。
仕事に精を出していないからこそ、もっと頑張ってもらうために、このような言葉を伝えます。
また、応援する気持ちを込めて使うこともあります。
ある人が難しいプロジェクトを任されたとします。
その人はなんとなく自信がなさそうです。
それを見た上司は、応援をしてあげようという気持ちになりました。
そのようなときに、応援をしたり、励ましたりするつもりで、こういった言葉をかけます。
上司に対して仕事に精を出すようにとはいわないので、上の立場の者から下の立場の者に対して伝えるものです。
反対になってしまうと失礼です。
「業務に励んでください」を使った例文
・『○○さん、業務に励んでください』
「業務に励んでください」の返答や返信例
まじめに働いていないところを注意されたのなら、仕事に一生懸命に取り組みましょう。
今目の前にあることに精を出して取り組みます。
疲れた、やる気が出ないといったこともあるでしょうが、目の前にあることに集中をしていれば、そういったことも気にならなくなるはずです。
応援や励ましの意味で伝えられたときには、「励んでまいります」など、意欲を示す言葉を返すとよいでしょう。
前向きな言葉を伝えることでやる気が伝わります。
まとめ
この言葉は、仕事にまじめに取り組んでいない人に対して述べたり、仕事を任された人を応援したり励ましたりするものです。
上の立場の者が下の立場の者に対して述べるもので、これが反対になってしまうと失礼になります。