「以上を踏まえて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「以上を踏まえて」とは?
「以上を踏まえて」は、これまで述べてきたことを考慮することを表現した言葉です。
ここでの「以上」は、これまで述べてきたことを表現しています。
これは、横書き文書で使用される言葉だと言えます。
横書き文書では、文章は左から右、上から下へと進んでいきます。
つまり、「以上」と表現することで、これまで述べてきたこと全体を指し示す事ができるのです。
これが転じて文書以外でも使用できます。
つまり、口頭で何かを述べた場合でも、これまでの発言を包括して「以上」と表現できるのです。
また、ここでは「以上を踏まえて」としていることから、これまで述べてきたことを「考慮に含める」様子を表現しているのです。
「以上を踏まえて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「以上を踏まえて」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある計画の中止を要求していたとします。
そして、その計画を中止するべき理由を、長々と説明したのでした。
このような場合には、「以上を踏まえて、今回の計画を中止するべきと判断したいました」と述べるとよいでしょう。
これにより、これまで述べてきたこと全体を考慮に含めた事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「踏まえて」の使い方に注意しましょう。
これは「踏まえまして」と丁寧語で表現することもできます。
また、「踏襲して」のように、類似表現で置き換えるような表現手段もあります。
同じ意味の言葉でも、印象の違う表現にアレンジできるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「以上を踏まえて」を使った例文
「以上を踏まえて」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉を続けて結論を述べるようにすると、自然で分かりやすい表現を作成できるのです。
・『以上を踏まえて、今回の計画を中止といたしました』
・『以上を踏まえて、この度の提案を不採用といたしました』
・『以上を踏まえて、当社の方針を変更するに至りました』
「以上を踏まえて」の類語と敬語での言いかえ
「以上を踏まえて」の類語と敬語を解説していきます。
「以上を踏まえて」の類似表現
「以上を踏まえて」の類似表現には、「以上を踏襲して」があります。
「踏まえて」と「踏襲して」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「以上を踏まえて」の敬語表現
「以上を踏まえて」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「以上を踏まえまして」に言いかえできます。
まとめ
このように「以上を踏まえて」は、これまで述べてきたことを考慮することを表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。