この記事では「ご査証ください」について解説をします。
「ご査証ください」とは?意味
調べて証明をしてくださいという意味です。
「ご査証」が「査証」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「査証」には、調べて証明を与えるという意味があります。
ビザという意味でも使われる言葉です。
「査」は、しらべる、あきらかにする、「証」は、あかし、しるしという意味を持つ漢字です。
このことからも「査証」には、調べたしるしという意味があることがわかります。
「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に対して尊敬の意を表します。
この場合は、何かを調べて証明を与える人に対して敬意を表しています。
「ください」は「くださる」の命令形です。
「ご」をともなう漢語について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「ご査証ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かをはっきりとさせるために調べてもらって、その証明を与えて欲しいときに使用をします。
「査証」という言葉は、日常では観光査証、査証免除のような形で使われています。
ビジネスの場では、クレームを入れたり、間違いを指摘したりするときに使用をします。
このような言葉は、目上の人に対して失礼です。
また、取引先の相手などに対しても失礼になることがあり、関係が悪化しかねません。
クレームを入れるにしても他に言い方があるので、相手との関係を保って行きたいなら、別の表現を考えてみてください。
「確認していただけますか」のように、相手を非難しない表現にすると穏やかに伝えることができます。
ここで大切なことは、感情的にならないことです。
感情的になってしまうと、自分が伝えたいことがうまく伝わらなくなってしまいます。
また、相手はこちらの話を聞く気にはなってくれません。
「ご査証ください」を使った例文
・『お手間をとらせますが、ご査証ください』
「ご査証ください」の返答や返信例
こちらに非がある場合は、まずは謝ることが大切です。
相手に迷惑をかけてしまっているので、丁寧に謝罪をしましょう。
そして、ある事柄を調べるようにと求められているので、その事柄を調べてください。
調べることに時間がかかるようならば、その旨を伝えます。
おおよその時間がわかるようなら、どの程度の時間が必要かも伝えておくとよいでしょう。
どれくらい時間がかかるのかわかっていると、相手は安心して待っていることができます。
まとめ
この言葉は、何かを調べてその証明をもらいたいときに使用をします。
この形で伝えてしまうと失礼になることがあるので、他の言い方に変えてみてください。