「是非を問う」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「是非を問う」とは?
「是非を問う」は、良いか悪いかを問いかける場合に使用できる言葉です。
「是非」は「ぜひ」と読みます。
「是」は「正しい」という意味をもち、「非」は「正しくない」という意味を持ちます。
つまり、「是非」とは真逆の言葉を組み合わせた熟語です。
「良いことと悪いこと」を「是非」という単語で表現できます。
そして、これを問いかけることを「是非を問う」と言い表せるのです。
なお、「問う」は、「分からない事を教えてくれるように求める」との意味を持ちます。
また、「問う」は平易な言葉です。
敬語表現としての意味を持たない、プレーンな動詞なのです。
「是非を問う」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「是非を問う」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある会議が予定されていたとします。
その会議では、来期の事業計画について「良いか悪いか」を問いかけることになっていたのです。
このような場合には、「次の会議では、来期計画の是非を問う事になりそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、良いか悪いかを問いかける事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「問う」の使い方に注意しましょう。
これは平易な表現になっています。
これを丁寧語の表現にすれば「問います」になります。
また謙譲語で言い換えれば「お尋ねする」のように言い換える事もできるのです。
「是非を問う」を使った例文
「是非を問う」を使った例文を挙げます。
例文のように、何の是非かが分かるようにすると、自然な文章を作成できるのです。
・『来期計画の是非を問うことになるでしょう』
・『新規事業の是非を問う会議になりそうです』
・『部門存続の是非を問う時期が来たようです』
「是非を問う」の類語と敬語での言いかえ
「是非を問う」の類語と敬語を解説していきます。
「是非を問う」の類似表現
「是非を問う」の類似表現には、「真偽を問う」があります。
「是非」と「真偽」は意味が違いますが、同じような使い方ができる類似の言葉なのです。
「是非を問う」の敬語表現
「是非を問う」を、別な方法で敬語表現にするとどうでしょうか。
たとえば、「是非を問います」のように言いかえできます。
この場合は、「ます」という丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「是非を問う」は、良いか悪いかを問いかける場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。