「割愛しております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「割愛しております」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「割愛しております」について解説をします。

「割愛しております」とは?意味

思い切って手放したり、捨てたりしています、といった意味です。

「割愛」には、無駄にはしたくないと思っているものを、思い切って手放したり、捨てたりすることという意味があります。

いらないから捨てるということではなく、惜しい気持ちがあるけれど捨てたりすることをいいます。

「割」は、わる、さく、分ける、「愛」はおしむという意もを持つ漢字です。

このことからも「割愛」には、惜しむという意味が含まれていることがわかります。

「ております」「ています」の丁寧な表現です。

現在の状態を表したり、動作や状態が続いて今に至ることを表したりします。

「割愛しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、惜しいけれど何かを捨てたり、手放したりしているときに使用をします。

惜しいという気持ちが含まれているときに使用をするもので、不要だから捨てるということではありません。

資料のことで説明をします。

この資料には、新商品の情報が記載されています。

どういった特徴があるのか、どんな人たちをターゲットにしているのかなど、詳しい情報を書いた資料です。

たくさんのことを書きたいのですが、すべてを書きつくそうと思うと紙をたくさん使うことになります。

いくつもの部数の資料を用意する必要があり、すべてを書きつくしては紙が足りません。

そこで、本当はまだまだ言いたいことはあるけれど、いくつかの事柄の記載は断念することにしました。

まだ伝えたいことはあるけれど、ある部分については紙のことがあって書いていません。

そのことを伝える際にこの言葉を用います。

惜しい気持ちがなく、何かを捨てたり、手放したりするときには、「省略」「省く」「略す」などの言葉を使います。


「割愛しております」を使った例文

・『時間の都合上、割愛しております』

「割愛しております」の返答や返信例

会議など大勢が集まる場で使われることのある言葉です。

大勢に向かって述べられている場合は、返事をする必要はありません。

何らかの理由があって、捨てたり、手放したりしているので、その事柄について尋ねることはあまりしません。

たとえば、時間がないので話を短くするといった場合は、捨てられてしまった内容を聞き出すことはしません。

時間の都合があるので、相手の事情に配慮します。

まとめ

この言葉は、何らかの理由があって、惜しいけれど捨てたり、手放したりしているときに使用をします。

惜しいという気持ちが含まれているときに使用するものである点に注意をしてください。

惜しくないときには、別の表現をします。