この記事では「拙宅にもお立ち寄りください」について解説をします。
「拙宅にもお立ち寄りください」とは?意味
私の家にも訪れてくださいという意味です。
「拙宅」は自分の家をへりくだっていう語です。
話し手の家のことを指しています。
「にも」には、他にも同じような事柄があることを表したり、強調したりする意味があります。
話し手の家だけではないということです。
「お立ち寄り」は、「立ち寄る」に「お」をつけて敬意を表す表現にしています。
「立ち寄る」は、ある場所に行くついでに訪問するという意味です。
そこに行くことが主目的なのではなく、ついでに訪れることをいいます。
「ください」は、「お」をともなう動詞の連用形について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「立ち寄り」は「立ち寄る」の連用形です。
「拙宅にもお立ち寄りください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ついでに話し手の家にも訪れて欲しいときに用います。
「にも」なので、聞き手は他の場所にも訪れています。
「他のある場所だけでなく、私の家にも寄ってください」ということを、この言葉で伝えています。
「ください」は「くださる」の命令形で、場合によっては押し付けているように受け取られてしまいます。
目上の人に対して述べると失礼になることがあるので、注意が必要です。
「こうして欲しい」ということを柔らかく伝えられないか、他の表現を考えてみてください。
「お立ち寄りくださると幸いです」「お立ち寄りくださいますか」などの表現にすると、柔らかい印象になります。
また、クッション言葉を用いることでも柔らかく伝えられます。
クッション言葉によって気遣いを示すこともできます。
「拙宅にもお立ち寄りください」を使った例文
・『お忙しいところ恐縮ですが、拙宅にもお立ち寄りください』
「拙宅にもお立ち寄りください」の返答や返信例
家に来てくださいとお願いをされているので、寄ることができる、できないを答えます。
時間の都合などで、寄ることができるか、できないか、はっきりしないこともあると思います。
しかし、曖昧な表現では相手は困ってしまいます。
立ち寄ってくれるならそれなりの準備をするので、はっきりとして欲しいのです。
また、家を訪れるようなら、何時ころになるのかも伝えておきます。
相手はそれにあわせて準備をするはずです。
まとめ
この言葉は、ある場所に行くついでに話し手の家にも訪れて欲しいときに述べるものです。
目上の人に対しては失礼になることもあるので、表現の仕方を考えてみてください。
もしも訪れてくれるようなら、歓迎できるように準備をしておきましょう。