「失礼ですがどちら様でしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「失礼ですがどちら様でしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「失礼ですがどちら様でしょうか」について解説をします。

「失礼ですがどちら様でしょうか」とは?意味

あなたは誰ですかと問う言葉です。

会ったことがあるのに名前を忘れてしまうのは、礼儀に欠けています。

会ったことがない人に対して、「あなた誰ですか」と訊ねるのも礼儀に欠けているといえるでしょう。

そういった礼儀に欠ける行為ですがという意味で「失礼ですが」と前置きをしています。

「失礼」は礼儀に欠けることという意味です。

「どちらさま」は不明な人、不特定の人を指します。

誰かわからず問いかけているので、不明の人を指す代名詞を使っています。

「でしょうか」「だろうか」を丁寧にした言葉です。

わからないこと、はっきりしないことを問いかける意があります。

「失礼ですがどちら様でしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

家に知らない人がやってきたとき、知らない人に声をかけられたときなどに使用をします。

家にやってきた人や声をかけてきた人は、もしかしたら以前にどこかで会ったことがあるかもしれません。

それを忘れてしまい、名前が出てこないのは、相手に失礼だといえるでしょう。

自分が逆の立場の場合、顔や名前を忘れられてしまったら、落胆するはずです。

そのため、知っている人かもしれないし、本当に知らない人かもしれませんが「失礼ですが」と前置きをしておきます。

この言葉は、初めて会う人との挨拶の際には使用しません。

初めて会う人の名前はわからないので、相手の人は「どちら様」にあたるでしょう。

しかし、この場合は「お名前を伺ってもよろしいですか」などと名前を訊ねるようにします。

明らかに目上の人だろうと思われる人には使用しないことが望ましいです。

もしもその人と以前に会ったことがある場合、相手に対して失礼になります。

家に訪問してきた人の場合は危険なのでできませんが、ビジネスの場で名前を思い出せないときには、名詞をもう一度交換するとよいでしょう。


「失礼ですがどちら様でしょうか」を使った例文

・『失礼ですがどちら様でしょうか。お名前をお教え願いますか』

「失礼ですがどちら様でしょうか」の返答や返信例

以前に会ったことがある人に名前を忘れられてしまうと落胆するかもしれませんが、なるべくそのことを表情に出さないようにします。

この場合は名乗ります。

名乗っても相手が思い出してくれないときには、以前どこで会ったのか、どこで何をしたのかなどを話すとよいでしょう。

それによって、相手が思い出してくれる可能性があります。

それでもピンときていないようなら、名刺を交換するとよいでしょう。

まとめ

知らない人が家に訪ねてきたり、声をかけてきたりしたときに、この言葉を使用します。

ビジネスの場では、名前を忘れてしまったとき、わからない人が訪ねてきたときに使用します。

名前を忘れて訊ねるのは失礼なことなので、態度が失礼にならないように気をつけるのが望ましいです。