「よんどころない事情」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「よんどころない事情」とは? ビジネス用語【一語】

「よんどころない事情」を解説していきます。

自信のないビジネス語の意味を、つかんでいきましょう。

「よんどころない事情」とは?意味

「よんどころない事情」とは、やむを得ない事情のこと。

致し方ない理由、どうにも動かせない都合をいいます。

「よんどころない事情のため欠席いたします」のように、研修会やセミナーを欠席する場合につかいます。

「こちらとしては参加したいのですが、あいにく込み入った事情が入ってしまいまして」というニュアンスがあります。

詳しくその内容を語りたくないとき、割り切ってキャンセルしたい場合に使いやすいフレーズです。

「よんどころない事情」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「よんどころない事情」は社内でつかいやすい表現です。

例えば急な打ち合わせが入ってしまい、社内研修を休まなくてはいけない場合。

担当者に対して「よんどころない事情のため、大変申し訳ありませんが、明日はお休みいたします」と伝えておきます。

人事担当者に対して、わかりやすく欠席の旨をつたえられます。

また個人的な理由のために、有給休暇を取りたいとき。

上司に「よんどころない事情のため、来月10日にお休みをいただいても宜しいでしょうか」とお伺いをたてます。

旅行に行きたいから、好きなアイドルのライブを観たいからなど、個人的な都合をいちいち述べなくてもいいので、スムーズにやり取りができます。

一方で気を付けたいのは、社外の方によんどころない事情を用いる場合です。

仕事の依頼をキャンセルするとき「よんどころない事情」を多用していると、不信感を抱かれることもあります。

変更や中止など相手先の企業にとって大きなお願いをするときは、誠実にその内容を説明することが大切です。

時と場合をよく考えて、使いたい単語になります。


「よんどころない事情」を使った例文

・『よんどころない事情のため、来月の社内コンペはお休みします』
・『よんどころない事情で、明日の朝礼は欠席します』
・『よんどころない事情ができたため、金曜日はお休みを頂いてもいいでしょうか』

「よんどころない事情」の返答や返信例

「よんどころない事情」というのは「致し方ない理由」という意味があります。

くわしく事情を語りたくない場合に使われます。

そのため社内の方から「よんどころない事情」を理由にキャンセルや欠席を申し出されたら、決して根ほり葉ほり尋ねないこと。

快く了承しておきましょう。

「欠席のご連絡について、承知いたしました。

よろしくお願いします」
が一例となります。

まとめ

「よんどころない事情」の意味と使い方をおさらいしました。

「よんどころない事情」とは、やむにやまれぬ理由をさします。

おもに会議や朝礼など、社内のイベントを欠席する場合に用います。

正しい言い方を学んでおきましょう。