「つかぬことをお伺いしますが」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「つかぬことをお伺いしますが」とは?
はじめに「つかぬことをお伺いしますが」の意味を解説していきます。
「つかぬこと」は「だしぬけなこと、関係のないこと、唐突なこと」などを意味する言葉です。
列挙しましたが、どれも類義と言えるでしょう。
そのため、文章全体としては「だしぬけなことを聞くが」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「つかぬことをお伺いしますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「つかぬことをお伺いしますが」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司とランチの席で、ふと明日の会議の相手がきになりました。
食事ではありますが、このチャンスに上司に聞いておきたいとします。
この場合に「つかぬことをお伺いしますが」と話し出すのが適切な使い方になります。
このケースですと、食事とは関係のない仕事の話を切り出すのに、便利な導入フレーズと言えるでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、「つまらないこと」と混同しないことです。
「つかぬこと」は「脈絡のないこと」で、「つまらないこと」は「些末なこと」を意味します。
似ているようで違う意味を持ちますので、注意して使い分けましょう。
「つかぬことをお伺いしますが」を使った例文
ここでは「つかぬことをお伺いしますが」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、「お伺い」の部分は、少しバリエーションがありますので、使い分けてみると表現の幅が増えるでしょう。
・『つかぬことをお伺いしますが』
・『つかぬことをお尋ねしますが』
・『つかぬことをお聞きしますが』
「つかぬことをお伺いしますが」の類語や敬語での言いかえ
それでは「つかぬことをお伺いしますが」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「つかぬことをお伺いしますが」の類似表現
まず 「つかぬことをお伺いしますが」の類似表現について解説します。
「つかぬこと」は「唐突なこと」や「脈絡のないこと」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「つかぬことをお伺いしますが」の敬語表現
つぎに「つかぬことをお伺いしますが」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば語尾を「お伺いいたしますが」という表現に変えると、より丁寧な印象になるでしょう。
まとめ
このように「つかぬことをお伺いしますが」という表現は、少し脈絡のない話を切り出す時に便利な導入フレーズと言えます。
このような「つなぎ」のフレーズをたくさん持っていると、会話のバリエーションが増えますので、積極的に活用していきたい表現とも言えます。